2018/04/22
ヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。 ヘッドマッサージの専門家・スクール代表の江口です。
本日は、イベント出店の効果についての実話です。
ヘッド業界の黎明期(れいめいき) |
今から7年前の2011年8月、 当時は、「頭ほぐし」という言葉が世間に浸透していませんでした。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)業界の黎明期です。
頭をほぐすことの良さを誰も知らない時代なので、ネットでサロンを検索されることもほぼありません。
当然、頭ほぐし専門店atamaは、サロン集客に苦戦していました。
ちなみに、総務省のデータによると2011年のスマホ普及率は14.1%です。
2016年は、30代で90.4%、40代で79.9%です。この頃からヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門店が急増します。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)業界はスマホの普及率と共に拡大してきました。
1日に1万人が来場するお祭り |
そんな中、当時のお客様から 「1万人ほど集まるイベントがあるから出店しないか?」 とお誘いを受けました。
そのお客様が主催する中華系のイベントです。
ブース代の30,000円は当時の私にはきつかったですが、サロンでじっと待っていてもお客さんは来ません。
店前でのチラシ配りやポスティングにも疲れていたので、スタッフの気分転換にもなればと思い参加させていただきました。
それが、30万人に発展するとは、この時は思ってもいませんでした。
パイプ椅子を4つ借りて、メニューは 「椅子ヘッドセラピー15分1.000円、頭皮性格診断付き♪」
写真の通り、座った状態で頭、首、肩をほぐす施術です。
施術後のおまけに「頭皮から読み解くあなたの性格」といったカードをお渡しいたします。
そのカードには、「サロンにご来店いただけると○○円割引!」と記載しています。
頭ほぐしの気軽さと珍しさもあって、1日で79名様にご利用いただけました。
収支は、ブース代とスタッフの給与を支払ったら 10,813円しか残りませんでしたが、全額を東日本大震災の義援金にさせていただきました。
後日、11名の方が、サロンにお越しいただき、リピーターになった方もいます。
79名中、11名が来店するのは好成績だと思いますが、当時はそれだけ、頭ほぐし(ドライヘッドマッサージ)が受けられるサロンが存在していなかったという事です。
結局はしっかり利益が出て、イベント出店した意味がありました。本当に良かったです。
1日に30万人が訪れる施設でイベント |
話はここで終わるのではなく、1年以上たったある日、サロンに電話がかかってきました。
「あの時の椅子ヘッドセラピーをしてもらえませんか?」
えっ? どこで? いつ?
「この度、大阪駅直結でグランフロントという施設がオープンします。オープニングイベントになります。パナソニックのショールームです。」
マジで?
「ご都合が合いましたら…」
イベント会社(代理店)からの電話だったと思います。
本当にありがたいお話しだったのですが、どうしても予定が合わずお断りしました。
その後、グランフロントは開業1カ月で来場者1,000万人越え。1日に30万人が訪れたと報道されていました。
初めて出店した、1万人のイベントがきっかけで、30万人のイベントに繋がることもあるんですね。
あの時、30万人のイベントに参加していれば・・・ また、違った広がりがあったかもしれません。
数カ月先のヘッドマッサージ講座の予約が既に入っていたので断念しましたが、判断ミスだったかもしれません。
心苦しいですが、生徒さんにご理解、ご了承を得て、日程を変更していただくことも可能だったかもしれません。
その代わり、もっと良いスクールになると約束すればよかったのです。
顧客第一主義でサロン教育を受けてきた私には、その当時、お客様を断るという選択はなかったのです。
イベントに参加することは、攻めていく経営だと思います。
集客できないサロンさんは、イベントに出店するなど、外にチャンスを求めることもやっていきましょう!
記事作成日
2018年4月22日
修正
2023年6月25日
記事作成者(ヘッドマッサージの専門家) |
スクール代表・協会理事長
江口征次
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
ヘッドライフ 代表管理人
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
ハンド、腸セラピー、リンパ等のセラピスト協会 理事長
業務用ヘッドマッサージオイル・施術用枕の販売責任者
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990