こんにちは。ヘッドライフ代表、ヘッドマッサージ専門家の江口です。
以前、大阪にお住いの50代女性から、ヘッドマッサージ資格講座のお問合せがありました。
「ヘッドマッサージサロンで成功したいのですが」と、お電話でのご相談です。
あなたは「成功」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
今回は、ヘッドマッサージサロンの経営について「成功する人と成功しない人の違い」をテーマにお伝えします。
今回のご相談者は、ヘッドマッサージサロンを開業して成功したい50代女性。
専業主婦ですが、子育てもひと段落して、自分の好きなことをしたいと考えています。
数か月に一度、ウェットタイプのヘッドスパで頭皮の毛穴をキレイにしたり、美容にも関心があります。
ヘッドスパは国家資格(美容師・理容師)が必要なため、国家資格の免許制ではないドライヘッドスパ(ヘッドマッサージ)ならどうかとスクール受講を検討してのご相談です。
「頭皮マッサージが気持ちいいので自分も挑戦したい」という気持ちです。
当スクールのヘッドマッサージ資格講座には、下は10代から上は70代までお越しになります。
10代と70代では、きっと成功の定義も異なるでしょう。
20代、30代、40代、50代…年齢やライフステージによっても、成功の定義は変化すると思います。
お子さんがいる方とそうでない方でも異なるかもしれませんね。
ですが、共通しているのは誰もが「上手くいきたい」「成功したい」または「失敗したくない」と願っていることです。
成功とは、目標や目的を達成し、満足感や達成感を得ることを指します。
ただし、成功の定義は価値観によって内容や基準は人それぞれ異なります。
今回の相談者(50代女性・専業主婦)が何を重要視するかにより成功の定義が変わります。
「子育てがひと段落した」「自分の好きなことをしたい」と伺ったので、経済的な成功ではなく、人生の充実感が成功のポイントになりそうです。
私が、30歳独身でサロン開業した時は、経済的安定が第一の成功でしたが、今となっては、家族との時間を有意義に過ごすことが成功かもしれません。
ヘッドマッサージ資格講座の卒業生の皆様はいかがでしょうか?
成功とゴールは似ているようで異なります。
ゴールとは、明確に設定された具体的な目標です。
たとえば、「32.195キロのフルマラソンを完走する」など、先を進めば必ずゴールがあります。
「ヘッドマッサージサロンの練習を30日休まず行う」といった目標も、練習の質はどうであれゴールにたどり着きます。
一方で、成功とは、ゴールを達成した後の主観的な満足感や充実感を伴う結果を指します。
ゴールを達成しても満足できない場合、それは成功と呼べないかもしれません。
ヘッドマッサージの練習を30日連続で行っても、やり方が間違っていたり、理論を無視して、自分のやりやすいように自己流(我流)になっている人もいます。
その後、スクールでの練習の際にそういった指摘を受けると、30日間何だったのか…。
このようにショックを受ける方も少なくありません。
ゴールにたどり着くことが、必ずしも成功とはいえないということですね。
もしくは、正しいゴール設定をすることが成功への近道となるということです。
成功とは、ゴール達成後の心の充足感の程度。
自己評価によって持たされるものと私は考えます。
経済的な成功は、収入や資産といった数字で表されるもので他者から見ての成功です。
本人は、いくらお金を稼いでも満足しない場合は成功とは感じないと思います。
自分にとっての成功やゴールを見直すことも必要かもしれません。
ヘッドマッサージの施術において成功やゴールはあるのでしょうか?
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)専門店では、「10分以内で眠らせます」といった、「眠れる」「寝落ち」といった条件を提示しているサロンがいくつかあります。
たとえば、60分コースをご満足いただけるように丁寧にほぐす。
頭の隅々まで頭皮マッサージをしっかり行う。
など、60分後には施術のゴールテープを切るのですが、「10分以内で眠らせます」といった条件を満たせば、お客様もヘッドセラピストも充足感があり成功と感じるでしょう。
毎日の施術、1回1回の施術を真剣に取り組むという姿勢が保てるので良いことかもしれませんね。
今回のご相談は「ヘッドマッサージサロンを成功させたい(50代女性・専業主婦)」といったものでした。
「子育てを終えたから」「自分の好きなことをしたい」といった動機でしたが、人はだれしも「他者から認められたい」といった承認欲求がります。
そういった点では、「経済的な成功」は他社からもわかりやすい成功であり、自分の承認欲求を満たすものです。
経済的な成功は、豊かさや財産・資産を持つことで、一般的に以下を意味します。
金銭的余裕があると、仕事やライフスタイルを自由に選べる可能性が広がります。
私自身も、お金に余裕がないときは夜遅くまで働きました。
そのころの生活は、寝るためだけに自宅に帰るといったもので決して健康的な生活ではなかったはずです。
経済的な成功により、生活の安定感や安心感を得ることができます。
何かを購入したり、サービスを受ける場合はお金が必要ですが、経済的な余裕があれば、品質が良いものを選ぶことができます。
それは、衣・食・住、そして医療においても当てはまります。
経済的成功は、社会的な認知や影響力を得る一因ともなります。
ヘッドマッサージ資格講座のテキストには、「ヘッドセラピストの社会的地位の向上に寄与する」と書き記しています。
スクール代表の私としては、ヘッドマッサージサロンやヘッドセラピストの社会的地位が全体として高まれば良いと考えています。
経済的な成功だけが人生の成功を保証するわけではありません。
精神的な満足感や幸福感が伴わない場合、虚しさを感じることもあります。
経済的な成功が全てであれば、セラピストの仕事は選ばないかもしれません。
サロンの施術は、自己表現の機会であり、サロンは自己実現の場であります。
自分らしく働くのが第一のセラピストにとって、経済(お金)以外の成功には、多くの価値があります。
愛情や信頼に満ちた家族や友人関係は、人生を豊かにします。
私を例にすると、約20年間の付き合いがあるお客様がいます。
サロン営業を長く継続することは、たくさんの方に出会い、多くの人間関係を作ることになります。
一緒に働くスタッフ達もそうです。
自分の才能や情熱を活かして生きることは、深い満足感を与えます。
世界一のセラピストにならなくても、ゴッドハンドになれなくても、自分の才能を認めてくれる人がサロンの常連さんです。
小さなサロンの小さなコミュニティーであっても「自分を必要としてくれている」と感じことは多々あります。
心身の健康は、何物にも代えがたい成功といえるでしょう。
きっと成功と感じるのは心の問題なので、自分の心が清く保てるサロン、つまり幸せサロン経営が必要となってきます。
サロン開業当初は、試行錯誤、トライ&エラーを繰り返すものですが、自分の働き方や人生の在り方を見つけることが得策です。
心の健康状態が良ければ、肉体的な健康に繋がったり、肉体的な部分まで目が届き、ケアの意識が芽生えるはずです。
社会や他者への貢献は、充実感や生きがいを生みます。
当スクールでは、「不眠を解消することで鬱のない社会をつくる」をビジョンとして掲げています。
サロン開業コースでは、「人を元気にすれば経済が良くなる」など、ヘッドセラピストと社会の繋がりまで学ぶようにしています。
自分の社会的なポジション、近隣地域におけるポジションを考える(設定する)の経営者のお仕事の一つです。
さらに、頭ほぐし専門店atamaでは、ある時から施術後のハーブティーの提供をやめて、ピンクリボン運動が行えるペットボトルのミネラルウォーターを提供しました。
自分が働くたびに社会貢献ができるシステムを採用しています。
参考:【ヘッドマッサージサロン経営】Win-Win-Winの関係を作る
成功の充実感を高めるためにも、社会にとっての自分(サロン)の価値を高める必要があります。
これらの成功は、直接的な経済的成果を伴わないこともありますが、幸福や人生の意味を大きく左右する要素です。
今までにスクール代表として、たくさんの相談を受けましたが、「恐れ」や「不安」とどう向き合うかが焦点になることが多くあります。
目標に向かって、失敗を恐れず行動するべきと誰もが知っています。
成功が約束されているわけではないため、「やってみようの精神」がないとサロン経営者にはなれません。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズがあるインタビューで言いました。
「多くの人は助けを求めないから得られない。」
彼が12歳のとき、ある大胆な行動を取ったことはご存知ですか?
ジョブズ少年は、有名企業HP(ヒューレット・パッカード)の創業者に直接電話をかけ、周波数カウンタを作るためのパーツをお願いしたのです。
結果、パーツをもらえるだけでなく、夏休みに工場で働くチャンスまで得ました。
彼はこう語っています。
「行動しなければ何も得られない。失敗する覚悟が必要だ。」
この言葉が、私たちに教えてくれるのは「恐れず行動する」ことの重要性です。
私たちも、頭では「行動が大切」とわかっています。
しかし、日常に追われ、つい立ち止まってしまうこともあるでしょう。
けれども、小さな一歩でも毎日積み重ねれば、3年後、5年後に大きな成果を生む可能性があります。
失敗を恐れずコツコツと進むこと。
それが、あなたの夢である「ヘッドマッサージサロン開業」を現実する鍵です。
本当のことを言えば、「恐れさえ感じなかった」というのが理想です。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)が好きで、楽しくて、もっと学びたい。
そういったことが日常である。
気が付けば、サロン独立開業という扉の前に立っていた。
そうやってサロン開業できれば素敵ですね。
約20年前、リラクゼーション業界の約70%が個人サロンと聞きました。
サロン開業がしやすくなった現代では、その割合はmもっと多いと想像できます。
そんな一人サロンですが、一人で働いていると情報や経験が限られ、視野が狭くなりがちです。
だからこそ、仲間とのつながりを大切にしてください。
講座やイベントで出会った仲間との情報共有は、新たな発見や失敗の回避につながります。
「えー!そんな方法があるの?」
「本当だよ。調べてみて!」
こうした会話が、実は大きなヒントになるのです。
ネットに情報が溢れている時代ですが、自分の知らないこと(発想にないこと・ワード)は検索さえできません。
だからこそ、直接の体験や人との交流が重要なのです。
ジョブズが言った「世の中をつつけば、反対側から何かが出てくる」という言葉の通り、行動は次の可能性を引き寄せます。
もちろん、時には思わぬ困難にぶつかることもあるでしょう。
しかし、それもまた成長の一部です。
思わぬ出来事からチャンスを掴んでいくことや、偶然に良い結果につながったりすることを計画的偶発性理論ともいいます。
この先、何があるかわかりませんが、恐れず行動を続けてください。
特に個人サロンの運営は、孤独になりがちです。
でも、だからこそ外に目を向け、積極的に情報を取り入れる努力をしましょう。
最後に、あなたが今抱いている「サロン開業」という夢は、行動し続ける限り必ず形になります。
失敗を恐れず、一歩ずつ進んでいきましょう!
そして、「自分にとっての成功は何か」を問い続けることが、豊かで意味のある人生を築く鍵となるでしょう。
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更新日:2025.01.22
江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
株式会社ヘッドクリック 代表取締役
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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