自宅でプチ開業したけど、集客ができてない【隠れ家サロンの始め方】

ヘッドライフ代表・ヘッドマッサージ専門家の江口です。

 

今回は、ヘッドマッサージ資格講座の卒業生から「自宅でプチ開業したけど、新規集客ができてない」とご相談を受けましたので、サロン経営・集客についてお答えいたします。

 

<この記事は以下のような人におすすめ>

  • 本格的なサロン開業ではなく、プチ開業をしたい方
  • 自宅サロンの新規集客ができずお悩みの方
  • 隠れ家サロンを目指している方
ヘッドマッサージ講座の卒業生(女性)

自宅でプチ開業したが来客が無い

 

卒業生A様よりご相談(平成31年3月)

 

自宅の一室でプチ開業しているため、大々的な宣伝はできず、新規集客はほとんどできていません。

 

家族がいるので、サロンを開ける時間も限られています。

 

ホットペッパーなどのクーポンサイトに掲載することは考えておらず、また自宅の住所を公開することにも抵抗があります。住所は隠せますか?公開されるのは困ります。どうすれば良いでしょうか?

 

オープン前は、ママ友が何人か来てくれて施術ができましたが、オープン後はほとんど来なくなりました。 技術も衰えていると思います(笑)。

 

クチコミも期待していたほどではなく、SNSも一応はやってはいます。

 

また、無料で自作したホームページがありますが、申し込みはありません。なぜでしょうか?

 

正直、月に5~10人のお客様がいれば十分です。

 

子供が大きくなるまでは、自宅でプチ開業していければと思っています。

 

もちろん、人気サロンになって人を雇い、自分は好きな時にだけ働くのが理想ですが、私はそうではありません。経営セミナーに参加するのも一つの方法ですか?私のようなプチ開業でも?

 


 

 

プチ開業でも経営の基礎から学ぶことが必須

 

ご自宅でのプチ開業であっても、サロン経営セミナーへのご参加はもちろん問題ありません。

 

以前にも同様の内容で相談がありましたが、多くの方が同じ問題を抱えています。

 

プチ開業であっても経営の基礎を知らずにいると、時間やお金を無駄にすることになります。

 

本格的なサロン開業でなくても、サロン経営の基礎から学ぶことは必須です。

 

当スクールでは、皆さんが挫折しないように技術面だけでなく、サロンの開業・経営・集客においてもサポートを提供しています。是非、気軽にご参加ください。

 

また、サロン経営セミナーは受講者が変わると、質問の内容も変わるため、何度参加されても新しい学びがあるのが特徴です。

 

講師の私自身も情報収集ができ、勉強になることがあります。

 

実際に3年前と現在では、お客様の集客方法が異なります。

 

例えばLINE@などです。

 

プチ開業のサロン経営であっても、やはり基礎から学ぶことをお勧めします。

 

サロン開業の失敗例についても学べるところも好評です。

 


 

隠れ家サロンの始め方

卒業生A様と同じようにプチ開業をされている方、サロンの状況は異なるとは思いますが、少しですが、整理したのでご覧ください。

 

これから隠れ家サロンを始める方にもオススメの内容です。

 

ヘッドマッサージの隠れ家サロン(イメージ画像)

 

住所非公開の「隠れ家サロン」

自宅サロンを運営しながら住所を公開しない方法は可能です。ホットペッパービューティーもご予約があるまで住所は伏せる事ができます。

 

ホームページやSNSでも住所は公開せずに、ご予約が確定したお客様のみ、住所を伝える方式をだと安心です。

 

「完全プライベート空間の隠れ家サロンで施術が堪能できる」として、売り出してみてはいかがですか。

 

 

最寄り駅やエリア名は記載する

ホームページやSNSには「○○駅徒歩○分」「△△エリア」といった情報だけを記載し、住所の詳細は非公開で問題ありません。

 

 

連絡手段を明確にする

LINE・メール・SNSのDMなど、連絡手段を明示して、お客様とのやり取りをスムーズにしましょう。

 


 

サロンの新規集客が上手くいかない理由

 

サロンの新規集客が上手くいかない最大の理由は、宣伝不足です。

 

卒業生A様の場合は、ご自宅でのプチ開業ですが、自宅が特定されるような外観の画像や、動画をアップしなければ、SNSで大々的に宣伝できるはずです。

 

有料の広告を使用しなくても、拡散やシェアしていただけるようにヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)についての情報専門知識、セルフケア方法、サロンの考えや今の取り組み、日々の出来事などを発信されてはいかがですか。

 

また、無料ホームページの場合は、WEB検索を上位にするSEO対策が不十分であることが多くあります。

 

ホームページのアクセスを増やす

無料のホームページでも地域(地名)を限定したSEO対策で検索上位を狙いましょう。

 

ホームページにアクセスする人は、新規集客が期待できる「見込み客」となります。

 

アクセス数がアップするようにブログ記事を書いたりするなど、SEO対策への取り組みが必要です。

 

 

自己紹介ページ(スタッフ紹介)は必須

見込み客は、主に施術メニューと料金、そして、セラピストの自己紹介ページ(スタッフ紹介)が気になるものです。

 

施術メニューや料金の記載はあるけど、セラピストの紹介が無い、顔写真が無いとなれば不安になり、すぐにそのホームページから離脱してしまいます。

 

必ず自己紹介ページ(スタッフ紹介)を作成して、今までの経歴や所有している資格、サロンのコンセプトと共に、ご自身の顔写真も掲載しておきましょう。

 

 

施術メニューの写真・画像

メニューごとにイメージできる写真・画像を使用します。男性客の利用が可能なサロンは、写真の施術モデルを男性にしておくと安心してお越しいただけます。

 

 

施術メニューの内容

メニューの内容が伝わるように、施術する範囲を記載します。

 

例えば、当スクールのヘッドマッサージの場合、「はじめの5分は全身の流れを調整した後、頭皮全体とデコルテ、肩、首、顔、目、耳のほぐしを行います。」と記載できます。

 

 

料金について

料金は、明確でわかりやすい税込みでの価格表示をしましょう。

 

延長が可能な場合は、○分毎○○○円税込と記載します。

 

また、その他のオプションメニューがどのような相乗効果があるかなど、セットコースを利用するメリットがわかれば、興味を引き付けます。

 

その他、40分コース、60分コースなど、その時間にカウンセリングが含まれているかを記載するのも親切です。

 

 

SNSを活用する

投稿内容は「専門性」+「親しみやすさ」を意識して行います。

 

専門性として、ヘッドマッサージで期待できる効果、脳疲労解消や目の疲れの緩和、不眠などに効く、ツボ押しやストレッチなどのセルフケアアドバイスなどを投稿します。

 

親しみやすさは、日常のエピソードやお客様との写真、やり取りが伝わる内容をシェアするとよいでしょう。

 

親近感が沸くように、毎日投稿することや、フォロワーとのコミュニケーションを図りましょう。

 

さらには、SNSとホームページを連動して、ブログを読んでもらうなど、サロンに興味を持っていただけるような施策が必要です。

 


 

その他、売上アップのための施策例

 

新規集客が少ない中、サロンの売上を伸ばしていくことも考えなければいけません。

 

そのためには、リピーターを増やすことや、客単価を増やす施策が必要となってきます。

 

ターゲットやペルソナを設定する

リピーターを獲得するうえで、ターゲットとペルソナの設定は重要です。

 

自分のサロンのサービスは、「どのような人のお客様にご来店してほしいか」というターゲット層を明確にします。

 

そして、その中で最も理想とするお客様像がペルソナです。

 

理想とするお客様にお越しいただければ、必然的にリピート率は高まります。

 

 

クロスセルとアップセルを勧める

お客様の多様なニーズにお応えする「クロスセル」ができれば、施術効果と売上がアップするのは間違いありません。

 

もう一つの「アップセル」とは、来店時にお客様が希望されていた施術メニューよりも、さらに高単価メニューをご提案することです。

 

例えば、ヘッドマッサージサロンの場合、ドライヘッドスパを小顔ヘッドセラピーや、アロマヘッドセラピーといった金額的にグレードアップすることです。

 

その際は、押し売りにならないように、価値やメリットを説明することを意識して行います。

 

 

既存顧客を大切にする

ママ友や一度来てくれたお客様に「次回割引」や「紹介特典」を設けてみましょう。

 

例えば、次回予約で10%割引、紹介での来店で両者に10分延長無料サービスの特典付与などがあります。 そして、

 

施術の翌日にサンキューメールを送るなど、感謝を伝えることでリピート率が上がります。

 


 

最後に

 

今回は、自宅の一室でプチ開業した卒業生から、新規集客の方法についてのご相談でした。

 

ヘッドマッサージ講座で資格を取ったのに、サロン集客ができないと宝の持ち腐れです。

 

ヘッドマッサージの本格的なサロン開業ではなく、プチ開業として、自宅での隠れ家サロンを目指している方も多いと思います。

 

ご自宅でのプチ開業は、自由で柔軟に働ける反面、大々的な広告をしにくいなど、集客の工夫が求められます。

 

新規集客は、ホームページやSNSを活用した「信頼獲得」が鍵になりそうです。

 

少人数のお客様でも、長く通ってもらえる関係を築き、紹介やクチコミを生む工夫を重ねれば、理想的な運営が実現するでしょう。

 

 

作成日2019年4月6日

更新日2024年12月12日

 

 

※このページの内容は、一般的な情報と執筆者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。

 


この記事の執筆者

江口征次  

 

インスタグラム大阪会場

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック 代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。