足の経絡マッサージ講座
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腕の経絡マッサージ講座
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ヘッドライフ通信をお読みの皆さま。
こんにちは。鍼灸あん摩マッサージ指圧師の神谷です。
11月。足の経絡マッサージ、腕の経絡マッサージ、五行論についての講座を開講しました。 それぞれにご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございます!
特に実技の講座は、オンラインで実技。どこまで伝えられるかなと試行錯誤の段階ですが、動画を事前に準備することで、出来るだけの情報を伝える工夫をしながら開催しました。
ご参加頂いた皆さんからは、とても嬉しい声を沢山頂いています。
さて、今回のコラムでは、経絡マッサージ講座への質問についていくつかお返事しますね!
量が多いので、何回かに分けてご案内しようと思います!
質問その1
経絡マッサージ。その刺激強度についてのご質問をいくつかお受けしました。
経絡マッサージをしている時に、’ごりっ’という感じや’痛気持ちいい’場所があったときに、指圧を行っていいでしょうか? また、その指圧のタイミングはマッサージの途中がいいか、終わった後がいいでしょうか?
強押し希望の方が多いのですが、強くしすぎる事で弊害が起ることがありますか? ということで、経絡マッサージの強さについて。
講座では、基本的に弱く撫でるような刺激でOKとお伝えしました。
それは、経絡マッサージでは’気’を流すという意味で行うマッサージだからです。
気は体表近くを流れると考えられています。
東洋医学独特の概念なので分かりにくいかと思いますが(汗)。
なので、基本的に経絡マッサージ自体は優しく撫でるようにマッサージしてあげてください。
その中で皮膚の色や皮膚の温度、肌触りなどが変わるかを見てあげるのもいいですね。
また、アトピー性皮膚疾患など、敏感肌でオイルなどを使うのも悩ましい方の場合。 オイルを使わずに刺激してもOKです。
その場合、強くすると皮膚がこすれてしまうので要注意。
もし可能なら日本手ぬぐいなどの薄い生地の上から行うか、薄手の洋服の上からでもOKです。
お肌の状態が分からないので施術前後での皮膚の変化は分からないですが、やったあとに肩や腰が少しでも楽になってくれたら良いですね。
経絡マッサージを強くしすぎる弊害についてですが、 まず、刺激量が多くなって起る一番の弊害が’揉み返し’です。
逆に後でだるくなってしまう現象です。
もちろん好転反応で、その後楽になることも多いのですが、受け手のお客様としては辛いと思うのでなるべく刺激量が過多にならないよう気をつけると良いと思います。
また、特に毛の生えていない’陰’の経絡は皮膚も弱いので強く行いすぎて赤くなるなど皮膚を痛めるとよくないので、気をつけて下さい。
繰り返しますが、経絡マッサージは気を流すマッサージ。
筋肉をほぐすほどの刺激は、別の意味(筋肉をほぐすマッサージ)になるので気をつけて下さい。
そして、優しい刺激でも、意外と身体が軽くなるので、面白いです。
とは言え、 経絡の上にはツボがあるので、指圧もしたくなりますね。
経絡マッサージの基本は最後まで流しきるイメージがいいと思います。
途中で途切れずに流してあげましょう。
その中で指圧したいなと思う場所があれば、経絡マッサージを終えてから、最後に刺激されるのがオススメです。
ツボ押しの基本は、3秒かけてゆっくり押して、3秒キープ。
3秒かけてゆっくり離すです。
もちろん爪をたてないように。 ツボは押す方向によっても感じ方が異なります。
まずはご自身の身体で色々試してみて下さいね。
ツボ押しに関しては、さすがにオンラインでは難しいので対面講座が再開出来たら実施しますね(*^-^*)
お楽しみに!
質問その2
経絡マッサージの順番についてのご質問も多かったです。
6本全て流さないと駄目でしょうか?
ヘッドマッサージの後か前かで違いがありますか?
ハンドリフレとの組み合わせだったら、経絡マッサージの後か前かでどちらがいいですか?
一つの経絡を3回ずつと仰っていましたが、一つの経絡を3回流して6経絡終えてから再度もう一巡するのと、一つの経絡を6回流して6経絡終えるのとではどちらがいいですか?
などなど。
まず、経絡マッサージでここだけはおさえておいて欲しいのが、経絡の流す方向です。
経絡によって、膝から足先方向に流すものと、足先から膝に流れるものがありました。
腕も同じで、肘から指先のものと、指先から肘のものがありましたね。
それを逆の方向には流さないで下さい。
この経絡の流れる方向にマッサージすることはとても大切です。
そしてもう一つ大切な事は’お互い気持ちいいこと’です。
今回の講座では、6本の経絡の順番に沿って流す方法をお伝えしました。
一つの経絡につき3回ほどと言いましたが、6回でもOKです。
ただ、それが受け手のお客様から「くどい」とか「長い」と思われないような気持ち良い回数ならOK。
同じ事で、一度全て流してから再び繰り返す方法でもいいと思います。
それも同じく「気持ち良い」なら(^-^)
そのとき大切なのが、やっているセラピスト側も気持ちいいことが大切です。
やっていても心地よいテンポと刺激量ならいいと思います(^-^)
ただ、この刺激の回数も多すぎると過剰刺激になります。
多くても6回ほどにしておくのがいいかと思います。
あと、他のメニューとの組み合わせですが、これもどちらが先かで弊害はありません。
ただ、やりやすい方を選んだら宜しいかと思います。
経絡マッサージを行ってからヘッドをすると、途中でオイルオフがあるから途切れ途切れになる印象になるなら、先にヘッドを行い、後で腕の経絡マッサージでもいいと思います。
ハンドリフレを行う前に腕の経絡マッサージを行ってみると、腕の左右差などに気がついて、その後の施術で「右のこのツボのラインが張ってるので、関連する手のツボに優しく刺激しておきますね-」なんて会話に繋がるとも思います。
まずは、ご自身や周りの方にご協力頂いて、順番をどちらも試してみて良い方を選択してもらったらOKです(^-^)
色々試してみて下さいね(^-^)
質問その3
セルフケアでお客様にレクチャーしてもOKでしょうか?
これは悩ましいご質問を頂きました(笑) これは、Noでお願いします。
というのも、せっかくお金とお時間を使って身につけた技術なので、大切に出し惜しみしてほしいのと(笑)
お伝えしたらきっと色々とお客様から質問も受けると思います。
それに対して十分回答出来る情報量を私自身皆さんにお伝えしきれていないので。
すみません。
あと、一般の方は結構ビックリするほどグイグイ刺激する人が多いです。
以前行った一般向けのツボ押しセミナーでは、青あざつくるほど押す人が複数居てビックリしました(笑)
なので、刺激量も多くされる人も出てくると思うので、リスクは避けておいた方がいいかと思います。
ただ、経絡というものがあるという話題は好きな方も多いと思うので、ぜひぜひお話してあげて下さい。
これから展開する東洋医学の知識に関するセミナーもぜひ受講して頂いて、話題にして頂ければと思います。
ただ、セルフケアの方法をお伝えしたいというご意見は他にも頂いています。
そこで、今後お客様にもお伝えできるような経絡ストレッチなどの講座もしていこうかなぁと考えています。
ストレッチなら気軽に出来るので。
お楽しみにです!
とりあえず、今回はこの3つのご質問へご回答しました。
まだ質問は受けつけています。
実際やってみて生じた疑問にもお答えしますね!!
実は昨日もアンケートで質問頂いたんです(^-^)
まだお答え出来ていないご質問もあります。
それは次回以降に。
遅くなってごめんなさい!!
その分しっかりお答えしますね。
寒さも増して、乾燥も気になるシーズンになりました。
ぜひ引き続きご養生して頂き、元気に過して下さいね!!
この記事は2021年3月2日に配信したものです。
そうだったのか!東洋医学「五行」心と体の関係講座
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ブログ作成者
3ヶ月先まで予約の取れない
鍼灸・あん摩マッサージ指圧師
神谷 江代
年のせいと諦めないで!をモットーに、体質改善から美容鍼灸までトータルケアを行う施術家。
完全自費施術、完全予約制の施術は3ヶ月先まで予約が埋まっている。
また、施術だけでなく、国立大学大学院で生理学を専攻。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の専門学校を首席卒業。
という今まで培った知識と、臨床家県を伝える講師としても活躍。
専門的になりすぎず、分かりやすいと好評。
施術家向け講座、市民向け講座と幅広い実績を持つ。
🌸神谷先生の講座🌸
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