2018.12.7配信
2020.11.16再配信
昨日、背中とお尻ほぐしのミニ講座を行いました。
今回の目的は、
「セットメニュー(オプション)を作ろう!」
というものです。
お越しになれなかった
卒業生のために、
【①背中ほぐし】と【②お尻ほぐし】を
ほぐしたい理由について
簡単にご説明します。
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【①背中ほぐし】
これから本格的な冬を迎えると、
寒さで背中がかたまりやすくなります。
自然と背中が丸くなり、
その猫背状態が首肩の凝りにつながります。
冬は、ただでさえ血流が悪くなるのに
プラスで猫背になるため
肩こりのお客様が増えてきます。
首肩の凝りは、
緊張型頭痛(頭重)の原因となるため、
寒い冬にヘッドマッサージと
セットで行いたいのが、
【背中ほぐし】となります。
一般的に、
2月の一番寒い時期は、
サロン集客が落ちるといいますが、
頭ほぐし専門店atamaは
2月に最高売上げを出したことがあります。
寒い → 凝る+猫背 → 首肩パンパン
→ 緊張型頭痛 → ご来店
といった流れなのでしょうか?
首肩のほぐしは、ヘッドマッサージ講座でも
椅子ヘッドセラピー講座でも必須になっています。
今回の背中ほぐしは、
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、
僧帽筋(そうぼうきん)、
腰方形筋(ようほうけいきん)
などを中心に
指を痛めない方法で行いました。
この指を痛めない方法が今回のポイントです。
この方法を使えば、
力が弱い女性セラピストも
簡単に施術が行えます。
当協会の生徒さんにピッタリの方法です。
このテクニックは、
私が整骨院時代に習得したものです。
整骨院は、
1人の患者さんを約15分間施術します。
ものすごい回転率で
何人も、何時間も休まずに施術するため、
普通の指圧をしていると
多くの先生は親指を痛めることになります。
そんな、激務の整骨院で
古くから使われている方法があるのですが、
リラクセーションセラピストで
この方法を使っている人に出会ったことはありません。
(超簡単なのに)
今回は、
トリガーポイントなどの
筋硬結(コリ)を見つけだすとか、
そんな難しいことではなく、
全体を軽快なリズムで流れるように
ほぐすことを心がけました。
一定のリズムで心地よい刺激は、
セロトニンが活性化して
深いリラクゼーション効果をもたらします。
背中をゆるめてから
ヘッドマッサージをすると、
普段より寝落ちするスピードが速くなったり、
深い睡眠が得られることは間違いありません。
背中と頭は
おすすめのセットメニューです。
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【②お尻ほぐし】
一日中、座りっぱなしの人は、
当然、お尻も凝ります。
頭ほぐし専門店atamaには、
パソコン疲れでお越しになる方が多いのは
ご想像の通りですが、
お尻が凝るのは、
パソコン作業だけではありません。
車の運転を長時間している
ドライバーさん達もお尻が凝ります。
一日中車に乗っている営業マン、
タクシーの運転手、
トラックの運転手など
お仕事の合間に、
仮眠をとりたくなるのですが、
サロンにお越しになった時に
「頭だけお願いします。」という人はあまりいません。
「背中やお尻もお願いします。」となるのが普通です。
なので、
ヘッドマッサージ店をするなら、
背中やお尻をほぐすテクニックを
備えておかないといけません。
ドライバーさん達の睡眠(仮眠・昼寝)と
背中、お尻のケアもできるのが
良質なヘッドマッサージ店です。
私は日ごろから、
「ヘッドマッサージは不眠症を改善することで鬱を予防する!」
「ヘッドマッサージは自律神経失調症の味方!」
「ヘッドマッサージは更年期障害の味方!」
といっておりますが、
「ヘッドマッサージはドライバー(運転手)さんの味方!」
でもあります。
たまに、
コンビニの跡地がマッサージ店になっているのを見かけますが、
駐車場付きのロードサイドにあるサロンは、
ヘッドマッサージと背中とお尻のセットメニューがオススメです!
さて、お尻ほぐしは、
大殿筋(だいでんきん)
中殿筋(ちゅうでんきん)
小殿筋(しょうでんきん)
そして、
梨状筋(りじょうきん)
をほぐしました。
梨状筋はとても重要な筋肉です。
座り仕事などで
お尻が凝ってくると
ピリピリと坐骨神経が疼きはじまる
「梨状筋症候群」を発症します。
梨状筋症候群は病気ではないので
リラクゼーションサロンでガッツリほぐして大丈夫です。
リラクゼーションサロンで触らないほうが良いのは、
椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛です。
悪化すると大変です。
過去に損害賠償金額3500万円という裁判の判例があるぐらいです。(平成3年)
ここで必要なのが、
椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛と
梨状筋症候群による坐骨神経痛の見極め方です。
それも授業でお伝えしました。
さらに、おまけで
坐骨神経痛対策に
ハムストリングス(太ももの裏側)の
施術方法も指導しました。
最後の質問コーナーでは、
骨粗しょう症の方への対応、
うつ伏せの施術時の顔まくら、胸まくら、脚まくらはどのようにしたらよいか、
セットメニューの価格の決め方や、
価格割引きではなく
お得感を演出する方法などのご質問にもお答えしました。
授業が終わった後も、
仰向けでの腰痛対策や、ファーラー位を即席で作る方法など、
気が付けば延長の延長です。
満足していただければ嬉しいです。
私も生徒さん2人がかりで肩もみをしてもらえたので嬉しかったです。
また、1年以内にはやろうと思います。
この記事はヘッドライフ代表の江口が作者しました。
2018.12.7配信
2020.11.16再配信