セロトニン第一人者の東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂先生にテキストの監修と講座の許可を得て開催しております。
有田先生の主な著書
「自律神経をリセットする太陽の浴び方」
「脳からストレスを消す技術」
「ストレスすっきり!脳活習慣」
「セロトニン欠乏脳」その他50冊以上
いつもヘッドライフ通信を読んでいただきありがとうございます。東京代表の大八木です。
昨年は、コロナ禍で大きく社会も変わりましたが、それでも沢山の受講生に出会い私自身成長させていただきました。
皆様との出会いにとても感謝しております。ありがとうございました。
受講生からヘッドライフ通信を楽しみにして下ってると伺うと本当にやりがいになります。
皆様にお役にたてる情報を配信できますよう精進して参ります。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、緊急事態宣言が首都圏をはじめ各地でも発令されました。
東京の空は青く澄んだ冬の空で心地が良いのですが、なんともいえないストレスが漂っている感じもします。
季節も冬、凍り付く寒さに体に力が入り、なにかと心さみしく不安にもなりやすく、社会環境でもストレスを更に受けてしまい、知らないうちに不調が出てしまう・・・。
講座でも脳疲労、セロトニン欠乏脳も今のこのデジタル社会が不調の原因のひとつとお伝えしてきましたが、コロナというストレスがまた更に輪をかけてきました。
今回は こんな暗いお話でないのです。簡単なストレス解消法を脳科学でお伝えします。
それはとても簡単です。聞けば『なんだ、そんなの知ってるよ!』と思うでしょう。
でも、それ自体が出来ていないかもしれません。
それをすることも忘れていないですか??
それは、『笑い』と『泣き』です。 どちらも海外では医療には取り入れられています。
皆さん、笑うこと忘れていませんか?? 泣くことを我慢していませんか??
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『笑う門には福来たる』 |
これは福がきて笑うわけでなく、笑っていれば福がくるということわざです。
日本古来の教えですが、今、科学が進歩して解明されています。昔の方はどんな根拠でこうゆう言葉を残したのでしょう。
この言葉はすごいと思います。今こそ、私たちは人間らしい生活を思い出し、気づく時なのかもしれませんね。
便利になった社会に頼る部分と、ずっと変わらない人体の本質を知り、うまくバランスをとって生活できたらいいですね。
コロナを機に高まった健康意識 |
コロナを機に、健康意識も高まりました。 昨年の6月ステイホームが終わったあとの東京の腸セラピー資格講座は月2回開催しておりましたがしばらく満員でした。
普段と大きく違いを感じたのは、便秘で悩んでます!という方より、健康を考えて、免疫力を高めたい、自律神経を整えたいと目的意識が変わっていました。
さらにヘッドマッサージ資格講座の受講も止まりませんでした。
ヘッドマッサージ受講生も癒しに興味を持ち、学びたいと来られる方が増えました。
そう、多くの方が癒し=ストレスの解消法を探しているのです。
全米医師会の推定によると病院で治療される病気の80%以上はストレスによるものだといわれています。
原因というかきっかけだそうです。誰でもストレスはあります。
それをうまく対処できたらいいのですが、それができない社会になっているのです。
人は元々、オキシトシンやセロトニンなどの伝達物質が生活の中で分泌されストレス解消が自然とできていたわけなのですが、その二つの物質さえも分泌できにくい社会生活になっているのです。
そこで私たちセラピストはその分泌のお手伝いをしているわけです。
幸せ物質「エンドルフィン」 |
『エンドルフィン』とは天然の脳内麻薬といわれる脳内伝達物質です。
鎮痛効果や気分の高揚、幸福感をもたらしてくれます。
鎮痛効果としてはモルヒネの6.5倍ともいわれています。
ランナーズハイというとわかりやすいと思います。
長時間走り続けたときに分泌し体が高揚感を抱く現象を起こします。
エンドルフィンは神経を興奮させて快楽を与えるのではなく、神経を落ち着かせて幸せ感を感じます。
分泌の方法は、ランニングだけでなく、おいしいものを食べたとき、ゆっくり呼吸をしているとき、好きなことをして笑うときに分泌されます。
『笑うこと』とは |
『笑う』と脳の中ではどんなことが起きているのでしょうか??
笑いに関わっているのは感情を司る扁桃体と、記憶を司る海馬です。
扁桃体は快の感情が起きるとオキシトシンが室傍核から分泌するのに関係している場所でもあります。
笑っていて心地よいとオキシトシンも同時に分泌も考えられます。
更に、笑いは血管にも良い影響を及ぼします。笑うと血管の内側の内皮という組織が伸びて広がり沢山の血液が流れるようになります。
血液には笑うと前頭前野で分泌された『エンドルフィン』が流れ込み血管を流れ幸せな気持ちになります。
海外の研究でも、笑うことで血圧が下がり、ストレスホルモンが減り、筋肉がほぐれるなど様々な効果があることが研究からわかっています。
笑うと免疫があがる |
更に免疫機能が高まることはとても有名なお話です。
心から笑わなくても口角をあげるだけでもNK細胞が活性化するともよく言われていますね。
『笑い療法』の創始者ノーマン・カズンズという方はご存知でしょうか?
彼は難病と診断され余命宣告をされました。
彼は即座に退院し、面白いビデオを沢山借りて見続けたそうです。
沢山笑った日は体の痛みを感じずに眠れたそうです。
赤血球の数値もよくなり、なんと6か月後病気が完治していたのです。
※『笑いと治癒力』(邦訳 岩波書店刊)
ノーマン・カズンズ の実験とその後の研究により10分間大笑いをすれば、薬に頼らなくても痛みから解放されるということを明らかにしたのです。
アメリカでは、病院に笑いの部屋を設置している病院が増え、笑った患者様が健康状態がよくなり免疫機能が活性化され、平均入院期間も短くなったことが分かったそうです。
笑いは、ストレス解消、病気の予防・改善に是非オススメです。
もう一度聞きます。 最近、笑っていますか?? 次回は「泣き」についてお話させていただきます。
このメルマガは2021年1月20日に配信しました。
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セロ活アドバイザー資格の監修者
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セロトニン第一人者の東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂先生にテキストの監修と講座の許可を得て開催しております。
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「自律神経をリセットする太陽の浴び方」
「脳からストレスを消す技術」
「ストレスすっきり!脳活習慣」
「セロトニン欠乏脳」その他50冊以上