いつもヘッドライフ通信を読んでいただきありがとうございます。
福岡講座担当の森脇です。
今回は“実技の練習の時についつい忘れがちなアレについて”書いていこうと思います。
このコラムは
・ヘッドマッサージ講座を修了して、認定試験にむけて練習中
・ヘッドマッサージを現場に取り入れている
・セラピストとして自信が持てない
そんな方に向けた内容になっています。
本日もお付き合いくださいませ。
※このコラムは3分で読めます。
忘れがちなアレの正体とはズバリ『声掛け』です。
具体的に言うと『圧加減の確認』であったり、『不快な痛みの有無の確認』です。
※不快な痛みとは、所謂 “痛気持ちいい” ではない、骨や神経を押されているような痛みのこと
生徒さんの受講理由は様々ですが、“実技を習得したい!”という思いは一貫しています。
カリキュラムを修了したら、“合格したい!” と、その気持ちは更に大きくなりますよね。
わかります。
その結果、手順や手技にばかり意識が集中してしまいます。
わかります。
しかし、落着いてよく考えてみて下さい。
どんなに手技を素晴らしいクオリティーに仕上げても、声掛けを忘れてしまったらアウトです。
一生懸命頑張ってきたのが水の泡となってしまいます。
そんな勿体無いことになってほしくないので、講座ではしつこいほどお伝えしています。
にもかかわらず、個人練習で久しぶりにお会いすると、殆どの人が声掛けを忘れているのです。
ん~・・・どうしたものか(^-^;
私は生徒さんに是非とも合格して、『認定ヘッドセラピスト』になってもらいたいので、敢えて厳しめの言葉をかけます。
『声掛け』は、手技の巧さや、知識の豊富さ以前の問題で、人としての気遣いの領域であることを忘れないで下さい。
声掛けによる信頼関係がオキシトシンの活性に繋がるとか、そのオキシトシンがセロトニン活性に繋がり、
施術の結果を向上させるとか、そんな小難しいことは、今回は置いておいて、
わざわざ時間を作り、足を運んできてくれたお客様に対する、最低限の気遣いが『声掛け』です。
では、『声掛け』を忘れない為の具体的な方法を提案したいと思います。
まず、そもそもなぜ『声掛け』を忘れてしまうのか。
理由のひとつに“施術工程の一部になっているから”というのが考えられます。
マニュアル化すると逆に覚えられないことってありませんか?
複雑化しすぎて、つい見落としてしまうことってよくあることだと思います。
ということは、 逆転の発想で、敢えて“施術工程から外してみる”ことで、この問題を解決することができます。
つまり、手順に関わらず、気になったら『声掛け』をするのです。
講座でよく、力加減について聞かれます。
聞かれるポイントとしては
・肩、頭部のツボ押しの類
・肩周りの施術の類
です。
力加減とは本来、施術する方が決めることではなく、お客様に合わせるものです。
カリキュラムは“お客様が寝ていること”が前提になっている部分もありますが、練習の時は積極的に『声掛け(力加減の確認)』をして、習慣づけてしまうのがいいと思います。
そうすると、「この時はまだお客様は起きているから力加減を聞けるな。」とか、
「今は寝ているから聞けないな」と、『声掛け』のタイミングがわかってきます。
テキストを見直せば、
『なぜここで声掛けをするのか』など、
きっとその辺りの理解も深まるし、そうなるとより一層スムーズに施術をこなせるようになりますよ(^^♪
※あくまでも個人的見解です。
因みに私は試験の時に、中盤の首揉み~肩もみの所で「力加減大丈夫ですか~?」と声掛けをして、
『ここはお客様が寝ている前提だから声掛けはカットでいいですよ』と指摘をいただきました(笑)
おかげで、序盤での圧確認の重要性に気づけたのでよかったと思っています(^-^)
短期間での習得は、内容が濃くなると同時に、覚えることも多くて大変だと思います。
1人でも多くの方が、ヘッドセラピストとして活躍できるようサポートしてまいりますので、改めてよろしくお願いいたします。
最後に、中々終息の見えないコロナ禍でも会場に足を運び、当協会の講座を受講していただき本当にありがとうございます。
それでは、また次のコラムでお会いしましょう(^_^)
このメルマガは2021年9月23日に配信しました。
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この記事の作成者
福岡担当講師
森脇 ゆう
一般社団法人
日本ヘッドセラピスト認定協会
インストラクター
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
日本成人病予防協会認定
生活リズムアドバイザー
健康リズムカウンセラー
福岡市内で暮らしている2児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。
以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。 セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。