皆さん、こんにちは!!
だんだんと秋も深まってきましたね。
夜になるのが早くなると、なんだか悲しい気持ちになりませんか?
実は東洋医学では秋は’憂い・悲しみ’の季節。
なんだかネガティブになる。
悲しくないのに涙が出ちゃう。
そんなセンチメンタルな気持ちが目立ってきたら、身体からの秋疲れ、夏の不養生のサインかも・・・。
是非’潤い’を意識してあげてくださいね!
秋の果物やお野菜は潤す力があるものが多いです。
楽しく食べて、元気に乾燥対策!してあげて下さいね。
さて、私が講師を務める’経絡マッサージ講座’でも、このような小話も入れつつ明日使える楽しい技術と知識を皆さんに学んで頂いています。
いや、学んで欲しいと思って、頑張っています(笑)
そんな講座ですが、今まではオンラインレッスンのみでの開催でした。
その為、短時間で多くの知識や技術を学んで頂くので、今まで沢山の質問をお受けしてきました。
今回は、それらの質問をご紹介しながら経絡マッサージって何??
に少しでも応えられたらなぁと思います。
ぜひチラッと読んでみて下さいね!
Q:経絡マッサージでは、経絡によって流す方向(肘から指先だったり、指先から肘だったり)がありますが、逆向きはNGですか?
A:神谷式経絡マッサージとしてはNGです。
というのも、経絡にはもともと気が流れる方向があります。
私の経絡マッサージはこの気の流れる方向に準じた方向へマッサージして頂いています。
これを補法(ほほう)といい、身体の不足しているようなものを補うような優しいやり方です。
逆方向は瀉法(しゃほう)となります。これは余分な物を除きたいときに用います。
でも、多くの場合補法を必要としている方が多いので補法のやり方を学んで頂いています。
Q:基本的にマッサージは3回と言われましたが、それ以上やってもいいですか?
A:3回を基本にお願いします。
ゆったりとしたペースでマッサージして頂くといいですね。
何回も多くするというよりも、経絡を走る気を流してあげるようなイメージでじんわりやってみて下さい。きっとクライアント様もセラピストさんご自身も心地よくなります。
もし経絡マッサージをする中で、気になるツボの反応やコリ固まった筋肉があるなら、経絡マッサージが終わってからその場所を刺激するのはOKです。
Q:経絡マッサージはどんな人にオススメですか?
A:経絡を流すことで、気の流れを良くすることが期待出来ます。
肩がいつもパンパンに張っている。
呼吸が浅い。
イライラしやすい。
手先が冷たく緊張が強い。
ため息が多い。
そんな方にオススメですね。
もちろん、上記の方以外でも、気が流れると心地よさを感じて頂けるのでオススメです。
イメージ的に太極拳をクライアント様は動かずに、セラピストさんの手技でしてあげるような感じでしょうか。
Q:季節の養生と組み合わせて経絡マッサージのメニューを提案したいのですが、どのような内容がオススメですか?
A:東洋医学では、季節毎に負担がかかる臓腑があります。
春は肝胆、夏は心小腸、秋は肺大腸、冬は腎膀胱、季節の変わり目である土用は脾胃というように。
経絡マッサージでは、それぞれの経絡はこれらの臓腑に気を流しています。
その為、一つ一つの経絡には臓腑の名前が付いています。
胃経とか脾経というように。
季節の養生では、その季節に負担がかかりやすい臓腑のケアをメインとされると思いますが、それにプラスして、1つ前のシーズンの経絡もしっかり触って差し上げるのがいいと思います。
でも、1つ前のシーズンというといつでも土用では?と勘がいい方は思われるかもですね(笑)
もう少し詳しく言うと、五行説という考え方があります。
これは木(肝・春)、火(心・夏)、土(脾・土用)、金(肺・秋)、水(腎・冬)
これらで1つ前を考えて頂けるといいです。
春なら腎や膀胱もケア
夏なら肝や胆もケア
という感じですね。
いかがでしょうか。
このブログを通して感じて頂きたかったのが、東洋医学の考え方を知ると、マニュアル通りの施術をベースに、季節やクライアント様の体質に合わせて色んなアレンジが出来るということ。
わくわくしません?
もし少しでもわくわくしてもらえたら、ようこそ東洋医学の世界へ♡です(笑)
こんなQ&Aの多くは、講座のあとに設けている自由参加の質疑応答タイムで色々出てきました。
受講生の中には、この質疑応答がめちゃくちゃ価値があった!!
という方もいらっしゃいました。
もし受講される方は是非質疑応答タイムもご参加くださいねー。