ヘッドマッサージサロンの昼寝と夜の睡眠の違い

ヘッドセラピスト|睡眠健康指導士|名古屋講座代表 藤井なおみ
ヘッドセラピスト|睡眠健康指導士|名古屋講座代表 藤井なおみ

ヘッドマッサージ資格講座、名古屋の藤井です。

 

「昼寝しませんか?」と呼び掛けているヘッドマッサージサロンがあります。

 

ヘッドマッサージサロンで行う昼寝と夜の睡眠では、どのような違いがあるのでしょうか?

 

今回は、睡眠ライフスタイルプランナー代表の私が「昼寝」と「夜の睡眠」の違いについて、簡単にお話ししたいと思います。

 

※執筆者は医師ではなく、スクール講師として一般的な健康管理に役立つ情報を発信しております。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。

ヘッドマッサージサロンの昼寝と夜の睡眠の違い
ヘッドマッサージサロンの昼寝と夜の睡眠の違い

 

昼寝(仮眠)とは

 

皆さんは、普段「昼寝」をしていますか?  

 

現代人の生活スタイルがさまざまで、睡眠不足を感じる方も多いかもしれません。

 

長時間昼寝をすると、夜になかなか寝つけなくなることがありますよね。  

 

昼寝とは、仮眠のはずですが、つい寝すぎてしまうことがあります。

 

 

日中、強い眠気を感じて集中力が低下したり、作業効率が落ちたりした経験もかるかもしれません。

 

そんなとき、短時間の昼寝(仮眠)を取り入れることで、気分をリフレッシュできるといわれています。

 

最近では、15~30分程度の短時間の昼寝を 「パワーナップ(Power Nap)」 と呼び、積極的に活用する企業や団体も増えています。

 

そして、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の専門店の中にも昼寝(パワーナップ)をコンセプトにしたサロンもあるようです。

 

ヘッドセラピストの皆様は、ヘッドマッサージサロンの昼寝がもたらすメリットを知っておくべきでしょう。

 

パワーナップのメリット(参考:コーネル大学・社会心理学者 ジェームス・マーク氏の研究)

  • ストレスの軽減
  • 集中力・記憶力・理解力の向上
  • 作業効率・モチベーションアップ
  • 柔軟な発想やアイデアが生まれやすくなる
  • 心身の健康サポート

その他、参考:大正製薬「昼寝の効果」

 

ヘッドマッサージサロンの昼寝に適した時間

 

ヘッドマッサージサロンには、平日の日中にスーツ姿の営業マンが来店されることがあります。その目的は、短時間の昼寝でリフレッシュすることです。

 

昼寝にはさまざまなメリットがありますが、適切な時間を意識することが大切です。

 

推奨される昼寝時間の目安

☑ 55歳未満の方 → 10~15分程度

☑ 55歳以上の方 → 30分以内

 

このように一般的な昼寝は、30分未満の「規則正しい昼寝」が推奨されています。

 

いくらお客様が疲れていてもヘッドマッサージサロンでの昼寝も30分以内がよいと思われます。

 

疲れを取ることが目的であれば、ボディケアマッサージやストレッチもおすすめです。

 

ただし、睡眠不足を昼寝だけで補うことはできない ため、夜の睡眠をしっかり確保することが大切です。

 

また、体内時計を整えるためにも、毎朝同じ時間に起きる習慣をつけることが快眠のポイントとなります。

 

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の施術の後は、昼寝の良さと同時に、夜の睡眠についての効果的なアドバイスも行いましょう!

 

 

昼寝のしすぎはNG?

 

「昼寝が良いのは分かったけれど、長く寝すぎるとどうなるの?」と気になる方も多いでしょう。

 

実は、1時間以上の昼寝は、認知機能の低下リスクが高まる可能性がある という研究結果もあります。

 

また、30分以上眠ってしまうと、身体と脳が本格的な睡眠モードに入り、目覚めた後もしばらく頭がぼんやりすることがあります。

 

そのため、昼寝をする際は タイマーをセットし、30分以内に目覚めること をおすすめします。

 

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の120分コースを希望されるお客様もいますが、寝すぎてしまう寝起きのだるさを感じるのはこのせいかもしれません。

 

当スクールは、基本として整体ヘッドマッサージ60分コースの中で30分程度、眠ってもらうことを推奨しています。

 

 

夜の睡眠の大切さ

 

夜の睡眠が足りていない、眠りが浅いといった睡眠不足では、健康によくありません。

 

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)も含め、短時間の昼寝も積極的に行いたいですが、やはり夜の睡眠の質を高めることが重要です。

 

夜の睡眠には、以下のような重要な役割があります。

 

☑ 体の休息

☑ 記憶の整理

☑ 脳のリフレッシュ

☑ 体の修復(疲労回復)

☑ 免疫機能のサポート

 

このように、睡眠は心身の健康維持に欠かせないものです。

 

「休日にまとめて寝ればOK」と思う方もいるかもしれませんが、不規則な睡眠習慣は体内時計の乱れにつながることも。

 

日々の生活の中で 適切な睡眠時間を確保することが大切 です。

 

 

まとめ

 

睡眠ライフスタイルプランナーとして、お伝えしたいのは、夜の睡眠は私たちの健康に不可欠 であり、昼寝は上手に活用すれば心身のコンディションを整えるのに役立つということです。

 

また、眠りのホルモン「メラトニン」の分泌を促すために、日中の過ごし方が大切 になります。

 

メラトニンを活性化させるポイント

  • 日中は明るい環境で過ごす
  • 太陽の光を浴びる
  • 軽い運動を取り入れる
  • バランスの良い食事をとる
  • 人と会話し、適度に活動する

 

さらに、ヘッドセラピストとしては、ヘッドマッサージを通じて、セロトニン(メラトニンの原料)を活性化させるサポート もできるかもしれません。

 

毎日の睡眠習慣を見直しながら、心と身体の健康を大切にしていきましょう!

 

<参考>

世界5カ国の睡眠事情に関する調査・2021年(リンナイ) 


<ヘッドライフ代表のコメント>

このブログでは、「昼寝」と「夜の睡眠」の違いについて分かりやすく解説されており、ヘッドマッサージの専門家としても非常に興味深く拝読しました。

 

特に、ヘッドマッサージサロンでの昼寝(パワーナップ)の活用 に触れている点は、これからサロン開業を目指すスクール卒業生に知っていただきたい内容です。

 

短時間の昼寝がもたらすメリットや、適切な時間設定について具体的なデータが紹介されており、ヘッドセラピストとしてもお客様に自信を持って説明できる内容だと感じました。

 

また、ヘッドマッサージが単なるリラクゼーションではなく、質の良い睡眠のサポート にもつながる可能性があることが再確認できました。

 

特に、セロトニンの活性化を通じてメラトニンの分泌を促し、夜の快眠をサポートできる点は、施術の価値を高める重要な視点です。

 

ヘッドセラピストの皆様には、昼寝と夜の睡眠のバランスを意識しながら、お客様にとって最適なリラックス方法を提案できるよう、日々の施術に活かしていただきたいと思います。

 

ヘッドライフ代表

江口征次

 

作成日:2021年12月15日

更新日:2025年02月10日


藤井なおみ

この記事の執筆者

藤井 なおみ  

 

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

名古屋代表講師

 

睡眠ライフスタイルプランナー代表

睡眠健康指導士

食育アドバイザー

ベビーヨガセラピー

高齢者イスヨガ講師  

 

<名古屋会場>

〒460-0008

名古屋市中区栄5- 11-21 エメラルドビル3F

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この記事の監修者

江口征次  

 

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ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。