東京講座代表の大八木です。
今回はヘッドマッサージの基本『頭は強く押せません』をもう一度考えてみましょう。
個人練習やグループ練習会をしていて特に感じる頭の触れ方『ヘッドタッチマナー』についてお話をします。
その他参考ブログ
信頼を深めるタッチマナー |
「お客様に信頼していただくのにどうしたらいいですか?」
こんな質問を受講生から受けました。
練習を受けていて、まず思うこと!
「丁寧さがない」 いきなり、キツイ一言申し訳ありません。
まずは、『人様の頭に触れる』ということを意識していただきたいと思います。
勿論、練習でもそうです。
当たり前ですが爪を立てる!
絶対やってはいけませんね。
もしかしたらご自身が気付いていないのかもしれません。
これ、受けるとかなりキツイです。
そして、手ぐしを入れながらグルーミングしますが、力が入り過ぎていませんか。
先程のお客様に信頼していただく、、、というのを施術でするならば、
一番最初に頭に触れる『頭を整える』という手技がいかに大切かということです。
「こんなに丁寧にしてもらえるの?」と安心していただけるファーストタッチが重要です。
このタッチマナーがまず施術における最初の信頼だと思います。
私のめまい体験談とヘッドタッチマナー |
今年の春頃、ひどいめまいがありましたが、そのまま施術練習を受けてました。
耳鼻科では、良性発作性頭位めまい症と診断されました。
自分自身では、ひどい首のコリがあったせいかなとも思っておりました。
嬉しいことに、二回の練習施術と、アロマヘッドセラピーの首のトリートメントを受けて以来、ピタリと解消しました。
改めて、コリは放っておくといけない。
ほぐす重要性を実感しました。
私がお伝えしたいのは、めまいが解消したことより、その時、施術を受けた感想です。
コロンと頭を倒される時、しんどい感じでしたが、
その時の受講生はかなり丁寧にしてくださいました。
そうです。サロンには頭が痛い、重い、めまいがするようなお客様がいらっしゃるわけです。
お客様の気持ちや状態のことを思えば、
倒し方、手の位置などもより丁寧さが必要だということです。
いわゆるヘッドタッチマナーですね。
やり方は、講座でしっかりお伝えしています。
『最上級丁寧に』をぜひもう一度意識してみてください。
これは人としてのマナーです。
マナーとはお互いが気持ちよく過ごすことができる心遣いです。
どうしても慣れてくると、流れで施術をしてしまいます。
でも、一つ一つの動作を丁寧にしてみてください。
私達は治療でなく、リラクゼーションです。
『癒し』を意識していきましょう。
ヘッドマッサージのグループ練習会でも、その細かさを修正すると、施術を受けていた方が、『違う!』と感じてくださいます。
施術途中に髪の毛が絡まるのは? |
ヘッドマッサージの練習会の際に、受講生からのよくある質問で、 「途中で髪の毛がからまります」 「途中で直す時はどうやって直しますか?」とよく聞かれます。
実は、練習中に手技を見ていてこれは絡まるなぁ、、というのも分かります。
それは絡まる理由が分かるからです。
絡まるというのは、指に絡まるというよりは、施術中に手ぐしが入りにくくなり、スムーズに頭皮を捉えられなくなることです。
質問の答えは、
当協会の施術は髪の毛を途中で直す必要なく最後まで絡まない施術になっています。
まず、普通に指にからむのは、髪の毛の捉え方が間違っています。
基本の捉え方を指導させていただきます。
そして、途中で髪の毛を直したくなるのは主に2つの理由があります。
1つは、最初の髪の毛を整える手技がきちんとできていないことがほとんどです。
これは、本当に大きい理由です。お客様への心地よさは勿論、その時にしっかり丁寧に手ぐしを入れましょう。
この場でそのアドバイスをお伝えするなら、髪の毛を整える手技の時に、この後施術をするラインを意識してグルーミングしてみましょう。
受講生が卒業後に受けることができる講師による体験施術があります。
それを受けにいらしたほとんどの方が、「こんなに丁寧にやるんですね。これだけで眠くなります。
「そういえばDVDでもこの部分に時間かけてるなぁと思ってました。こうゆうことだったんですね」
と、同じことをおっしゃいます。
2つ目は、頭を傾ける際にちょっと手直しすることです。
首のリンパ流し、後頭部の施術の際に意識してみてください。
講座中もお伝えしてると思います。
途中でお客様の頭を持ち上げてしまったら、目が覚めてしまいますから、癒しが半減しちゃいますね。
最上級の丁寧さというのはこうゆうことにもつながります。
ヘッドタッチマナーはお客様のためでもあり、セラピスト自身の施術のためでもあるマナーなのです。
頭は強く押せません |
「施術の後に疲れなくなりました」
「施術することが心地よくなりました」
と、これも練習にきた受講生がよくおっしゃいます。
自分が気づかないうちにどれだけ不要な力をいれていたのか。
ではなぜ、 不要な力を入れてしまうのでしょうか。
これは、お客様から『強くして』と言われるからです。
皆さん、勘違いしないでくださいね。
お客様がおっしゃる『強くして』は、『物足りないからちゃんとやって』という意味です。
では、どうしたらよいのでしょうか?
答えはいつも私達がお伝えしていることです。
『頭皮をきちんと、捉えることです』
しっかり捉えることができていたら、余計な力を入れる必要はなく、頭皮を引き締めることもできるし、しっかりほぐすこともできます。
強く押せませんとお伝えしていますが、弱くやっているわけでもないのです。
そして、強く押す必要がないのです。
なので、セラピストも力を入れて施術する必要もなく、疲れることもないのです。
勿論、当協会の施術は指を痛めません。
頭皮を捉えるというのは、ヘッドタッチマナーの基本です。
この捉え方が違うだけで、頭皮の動きが変わるはずです。
最後に |
手技を覚えたら、『ヘッドタッチマナー』を意識して、仕上げていってください。
まとめますと、
・最初の頭皮を整える手技をもう一度確認してみる!
・最後まで髪の毛がキレイなままできているか!
・自分自身が心地よく施術ができていて、指が疲れていないか!
まず、このヘッドタッチマナーを見直すだけでも最上級の丁寧さに近づけるのではないでしょうか。
私達は皆様がご満足いただける技術をしっかり指導させていただきます。
個人練習、グループ練習会で更にレベルアップしていただけたらと思います。
この記事は2021年12月29日に配信しました。
再配信 2022年●月●日
ブログ作成者 |
セロ活アドバイザー資格の監修者
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セロトニン第一人者の東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂先生にテキストの監修と講座の許可を得て開催しております。
有田先生の主な著書
「自律神経をリセットする太陽の浴び方」
「脳からストレスを消す技術」
「ストレスすっきり!脳活習慣」
「セロトニン欠乏脳」その他50冊以上