二元論とは?多元論とは? |
この2つの言葉をザックリと説明すると、
『二元論』は良い・悪い、効果がある・ないといった“白か黒か”といった考え方。
『多元論』は“白にも黒にも色々あるよね”といった考え方。
となります。
世の中(日常生活やメディア)には、どちらかというと『二元論』が用いられることが多く見られ、その理由はひとえに“わかりやすい”からです。
一方で、この『二元論』に偏り過ぎてしまうと頭(思考)がカチカチになってストレスになってしまいます。
様々な見解に着いていけずに焦ってしまう |
以前の受講生でご自身で勉強した内容と、当協会のカリキュラムの内容が違っていて、パニックになっていた生徒さんがいました。
その時は、内容が違う経緯を説明して納得していただきましたが、 上記のような『様々な見解についていけなくなる(焦る)』という方は、何事も二元論で捉える傾向があるように思えます。
性格以外にも、知識が浅い段階でも同じ傾向がよく見られます。 私もかつてそうでした(^-^;
専門性が高まる=言葉が濁る? |
知識がつくと、多角的に物事を見て判断できるようになるので、自然と『多元論』になっていきます。
明石家さんまの『ホンマでっかTV』という番組をご存知でしょうか?
この番組では、各ジャンルの専門家が1つのテーマに対して持論を展開していくのですが、どの専門家も「○○と言われている」とか「○○と考えられている」といった表現をしています。
一見言葉を濁しているように感じる方もいるかもしれませんが、 何故このような表現になるかというと、知識(専門性)があり、たくさんの引き出しを持っているから“一概にコレ!とは言えない”ということを知っているからです。
もちろん前述したように、メディアでは『二元論』の方がわかりやすいので、敢えてそっちに寄せている場面もあるようですが(^^)
追及することと、求められるものは違うこともある |
セラピストとして専門性を高めていくには『多元論』が必要ですが、現場で求められるのは『二元論』であることが多いです。
何故なら、お客様は基本的に知識が少ないので『二元論』になりがちだからです。
したがって、我々セラピストは“白か黒か”の答えを求められる場面も少なくないと思います。
セラピストが追及していく部分と、お客様から求められる部分は必ずしも一致するわけではありません。
ちょっぴり切ない状況ですが、多角的に見たものをわかりやすく集約することも大切なスキルの1つです。
逆に言えば、物事をわかりやすくするためには、色んな見方をできていた方がいいということです。
セラピストの仕事に限った事ではないので、もしあなたが『二元論』に偏っているようなら、生活の中でも少し意識してみるといいかもしれませんね(^-^)
江口代表より一言 |
お客様から「痩せるツボはないですか?」と聞かれたことはないですか?
他に何も努力せず、ツボだけでやせることは出来ません。
「●●をすれば、●●になる」と言い切ると、分かりやすいし、お客様は、自分の聞きたかった答えが聞けてスッキリします。
知りたい答えが、そこにある(明確である)というのは広告集客の基本なので、どうしても二元論になりがちです。
その結果、誇大広告やヤラセに繋がるので私たちも注意が必要ですね。
このメルマガは2023年3月9日に作成しました。
ブログ作成者 |
福岡講座代表
森脇 ゆう
一般社団法人
日本ヘッドセラピスト認定協会スクール
インストラクター
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
日本成人病予防協会認定
生活リズムアドバイザー
健康リズムカウンセラー
福岡市内で暮らしている2児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。
以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。 セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。
インスタグラム(福岡スクール会場) |
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