ヘッドセラピスト|ストレッチングインストラクター|福岡講座代表 森脇ゆう
ご質問に答えるヘッドマッサージ講師(ヘッドライフ)

【ヘッドマッサージ講師が回答】サロン勤務は経験しておくべき?

 

ヘッドマッサージ資格講座、福岡担当の森脇です。

 

本日のブログはご好評いただいている『質問にお答えします』のコーナーです。

 

今回は、マッサージ未経験者からの「サロン勤務は経験しておくべき?」のご質問にヘッドマッサージ講師がお答えします。

 

質問:「サロン実務経験がないので・・・」

私はリラクゼーション業務が未経験なのですが、経験を積むためにも、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)のサロンにスタッフとして勤務した方がいいのでしょうか?

(佐賀県・女性セラピスト)

 

当スクールのヘッドマッサージ資格講座を受講される50%以上の方は、リラクゼーション業界未経験者です。

 

私(森脇)が担当する福岡会場では約80%がヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)の施術経験が無い未経験者となっております。

 

新しい世界に踏み出すワクワク感があると同時に、自分が“未経験者”であることが、その踏み出す足を引っ張っているという方も少なくありません。

 

最初に断っておくと、今回の質問については『勤務した方がいい』、『勤務しない方がいい』といったような明言しません。

 

なぜなら、それぞれメリットもデメリットもあるからです。

 

以下、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)講師・サロン勤務歴10年以上のセラピストの視点から、サロンに勤務するメリットとデメリットを3つずつお話します。

 

参考程度にお読みください。

 


 

 

サロン勤務のメリット

ボディケアのイラスト(ヘッドライフ)

メリットその①:接客の流れがわかる

 

サロンでのお出迎え~お見送りまでの一連の流れを学ぶことができます。

 

特に、今まで接客業をしたことがないと人にとっては、勉強になることばかりです。

 

また、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)をはじめ、リラクゼーション業界は異業種から転職してきた方も多く、元々接客の仕事をしていたというスタッフがいると、いいアドバイスをもらえることもあります。

 

胸筋ストレッチのイラスト(ヘッドライフ)

メリットその②:スタッフ同士で技術を共有できる

 

お客様に喜ばれた施術方法や、効果の高い施術方法を共有することで、アプローチのアイデアを拡げることができます。

 

スタッフそれぞれに得意分野があり、知見を拡げるという意味でも非常に面白いです。スタッフにアドバイスをもらって勉強になることはもちろん、自分の言葉で教える(アウトプットする)ことで、改めて理解を深めることができます。

 

※中には自分の技術を共有するのを嫌がるスタッフもいるで、強要してはいけません。

 

ハムストリングスのストレッチ・イラスト(ヘッドライフ)

メリットその③:助けてくれる仲間がいる

 

どんなに注意を払っていても、人は誰でもミスをします。

 

例えば「予約の時間枠を間違えてとってしまった」、「接客の時に出すお茶の補充を忘れていた」というイージーなものから、

 

「施術中に体調不良を訴えられた」、「お客様から苦言をもらった」というシビアなものまで様々です。

 

そんな不安に駆られてしまった時でも、助けてくれる仲間がいることは精神的に心強いです.

 

(もちろん他の仲間がミスをした時は助けてあげましょう)

 


 

 

サロン勤務のデメリット

スタッフ研修(ヘッドライフ)

デメリットその①:コンセプトの不一致

 

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)に関わらず、サロンには独自のルールや、コンセプトが必ず存在します。

 

業務委託であっても、そのサロンで働く以上はそのルールを守って働くのは当然です。

 

サロンで働く理由が『この店のコンセプトに激しく共感した!』というのであれば問題はありませんが、ただ単に「実務経験が積みたい」だけであれば、自分の働き方とサロンのコンセプトに不一致が生じる可能性があります。

 

「自分はこんな施術がしたかったのに」、「もっと高単価で売り出したいのに」などなど、ヘッドマッサージ業界未経験であるからこそ、理想と現実の間で葛藤することも多いかもしれません。

 

因みに私の勤めるサロンはボディケア専門であるため、ヘッドマッサージを売り出した際は「60分で頭だけ?」とニーズの不一致が起こりました。ボディケアを低価格で売り出すコンセプトは、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)には向かなかったようです。

 

クレーム対応(ヘッドライフ)

デメリットその②:人間関係によるトラブル

 

前述したように、自分以外のスタッフがいることはメリットでもありますが、人間関係のトラブルにおいてはデメリットになる側面もあります。

 

具体的には上記のメリット②③の場面で、自分のエゴを押し付けたり、ルールを守らない人がいる場合、当然雰囲気が悪くなります。

 

他にも、仕事に対するモチベーションの違いが歪みに転じる場合もあるようです。

 

それぞれ違う人間ですので、複数のスタッフがいる場合は避けられないトラブルかもしれません。

 

悩み(ヘッドライフ)

デメリットその③:長年勤務すると辞めづらい

 

これはサロンの方針などもありますので一概には言えませんが、リラクゼーション業界は全体的に“人手不足”といわれています。

 

業務委託契約で行なっているサロンが殆どで、一見フットワークは軽そうなイメージですが、長年勤務すると辞めづらい傾向にあります。

 

キャリアを重ね、優秀なセラピストに育った人材を、オーナーは手放したくないと思うのは当然です。

 

また、勤務している間についた指名のお客様のことを考えると、セラピスト本人も後ろ髪を引かれる思いにもなります。

 

特にヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)のお客様は、不眠などのお悩みで定期的に通われているため、スタッフが変わるのを嫌がる傾向があります。

 


 

 

経験は自分の価値を生み出す

 

今回は『私はリラクゼーション業務が未経験なのですが、経験を積むためにも、ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)のサロンにスタッフとして勤務した方がいいのでしょうか?』 という質問をもとに、サロン勤務のメリットとデメリットを紹介しました。

 

皆さんはどう感じましたか?

 

最後になりますが、“経験”は何事にも代えがたい財産だと思います。

 

なぜなら、経験は自分の価値を生み出すことができるからです。

 

例えば、私の立場ではこうです。

 

ただの『協会認定のヘッドマッサージ講師』と言うよりも、『10年以上のサロン勤務経験があり、現在もセラピストとして現場で活動する、協会認定のヘッドマッサージ講師』と説明します。

 

つまり『10年以上セラピストとしてのサロン勤務していた経験』が『講師』としての価値を生み出しているわけです。

 

したがって『セラピスト』としての経験の浅さを補う手段は、サロンに勤務して実務経験をつむことだけではないということを覚えておいてください。

 

美容・ヨガ・介護・育児・登山(ヘッドライフ)

 

・美容業界に携わっていた

・ヨガのインストラクターをしていた

・医療の現場にいた

・保育の現場で多くの疲れたお母さんたちを見てきた

・登山が趣味でほとんどの山は登りつくした

 

などなど、その人ならではの経験があるはずです。

 

そこを紐づけて、自分の価値を生み出して下さい。

 

今回の内容を、自分らしく、楽しく働いていける道を選ぶのに役立てていただけたら嬉しく思います。 更に深い学びを得る  

 

 

 

このブログの作成日2023年8月26日

更新日2024年11月20日

 

福岡講座代表

この記事の執筆者

森脇 ゆう

 

インスタグラム福岡会場

 

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

福岡代表講師

 

NPO法人日本ストレッチング協会

認定ストレッチングインストラクター

 

日本成人病予防協会認定

生活リズムアドバイザー

健康リズムカウンセラー

 

福岡市内で暮らしている2児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。

セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。  

 

 

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