【質問にお答えします】施術後の『お疲れ様でした。』問題

いつもヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。福岡担当の森脇です。

今回は、少し変わった質問をご紹介します。

以前、私の後輩(女性)も「お疲れ様でした。」と言ったら「誰に言ってんの？」と、わりと高圧的に質問され、答えられず涙目になって帰ってきたことがあります。

私はその様子を見て、その質問をしたお客様に、正直かなりイラ立ったことを覚えています。

なぜなら『100％あなたに言っている』に決まっているし、そもそも自分に対して「お疲れ様」という人なんて、いるわけがないですよね。

なぜそんな意地悪な質問をするのか。

この質問を聞いたのは初めてではないですが、もはや愚問です。

なので、私の答えとしては、 施術後の『お疲れ様でした。』は全然アリです。

これが意地悪な質問なのか、本気の質問なのかはとりあえず置いておいて、以下、持論になりますが、参考程度にお読みください。

我々セラピストが相手をするお客様というのは、お悩みはそれぞれ違っていても、大枠でみれば『疲れを解消したい』という人です。

疲れをため込んだ人、つまり“お疲れ様”です。

『お客様』という名の『お疲れ様』を相手にしているわけですね。

施術の過程でお客様と「今日こんな辛いことがあった」「こんなことがあって疲れた」という話をしたり、

もしその中に、自分の経験と重なる部分(例えば育児疲れ)があれば、気持ちを共有することだってあるかもしれませんね。

色んな思いを巡らせながら施術をして、そして最後に、 『(毎日)お疲れ様でした。』と言うのです。

セラピストは皆、施術時間に対して“お疲れ様でした”と言っているわけではないということです。

中には、施術中に同じ体勢が続いたことを配慮して、「お疲れ様でした。」という人もいるかもしれませんが、絶対的にお客様に向けられている言葉です。

さて、ここで一つ問題になるのが、“誰に言ってんの？”と言われ、答えられなかった場合です。

前述した、涙目になってしまった後輩を例にあげると、ここで答えられなかったということは、

彼女の中で「お疲れ様でした。」という言葉が、施術を締めくくるための、ただのセリフになっていた可能性があるということです。

私は彼女の施術を一部始終見ていたわけではありませんが、お客様の中で何か引っかかるものがあったのかもしれません。

そうでなければ、そんな意地悪な問いかけをしないと思います。

真実はわかりませんが、言葉の内容や、イントネーションは、自分で思っているよりも相手に伝わるものなので、気をつけていきたいですね。

今回のまとめです。

＜質問＞

施術が終わった時にお客様に「お疲れ様でした。」と言ったら「疲れたのはあなたでしょ？」と言われました。

 施術後の『お疲れ様でした。』は適切ではないのでしょうか？

という質問に対して持論を展開してみました。

あなたはどう感じたでしょうか？

冒頭でも言った通り、個人的には「お疲れ様でした。」は何の問題もないと思います。

ただ、そういう言葉の節々をつつきたくなる神経質な人もいるということは覚えておいた方がよさそうですね。

最後に余談ですが、私が施術後に『お疲れ様でした。』というと、『あなたの方こそお疲れ様。ありがとう』とあたたかい言葉をいただいたことがあります。

その言葉が私にとって、仕事を続けていくうえでの支えになったことは間違いないし、世の中は、たくさんのお疲れ様に支えられて成り立っています。

もし今回と同じことを経験したことがあるという人がいれば、決して臆することなく『お疲れ様でした。』を続けてほしいと思います。

ブログ作成日

2023年10月14日

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