【質問にお答えします】施術が上手くいった時の判断基準とは？

以下、個人的な知見と経験に基づき、考えられることや、できることをお答えしていきます。

参考程度にお読みください。

『お客様の反応が良かった施術＝良い施術』でしょうか？

セラピストの皆さんは思い出してみて下さい。 自分では最高な施術ができたと思っていても、反応がイマイチだったなんてことは1度や2度じゃないはずです。

反対に、自分ではイマイチと思った施術でも、想像以上に喜んでもらえたという経験も少なくないでしょう。

つまるところ、自分の施術に対する気持ちの熱量と、お客様の反応は必ずしも一致しないのが当たり前なわけです。

この不安定な位置関係で仕事をしなければならない環境において、施術の優越をお客様に委ねるのは決して正しい判断とは言えないでしょう。

そもそも、自分自身が「上手くいった」と納得できない施術をお客様にするべきではありません。

飲食店などで見かける“当店自慢の味！”と同じように、自信たっぷりな施術をして下さい。

逆に反応ばかりを気にした中途半端な施術をすれば、たとえ反応が良かったとしても何が上手くいったのか肝心なところがわからないまま時間だけが過ぎていきます。

自分自身の成長の妨げなる可能性も十分にあるため、そうならないためにも“よし！上手くいった！”と胸を張れる施術を積み重ねていきましょう。

今回は『何を基準にして、自分の施術が上手くいったと判断すればいいでしょうか？』という質問に対して、

『施術した自分自身が『納得できる仕事ができた』と思えるかどうか』という返答をしました。

実は、今回の返答は私自身の言葉ではなく、私が解剖学を学ぶきっかけになったセミナーでの講師の方の言葉です。

私も当時はまだまだ初心者で、お客様の反応ばかりを伺っていました(;^_^A そこで今回のアドバイスをいただき、パッと新しい道が開けた気がして、自信をもって施術することの大切さを実感できたのを覚えています。

今回質問をくれた生徒さんのように、“目に見える仕事”から“目に見えない仕事”への挑戦は、モチベーション的にも立ちはだかる壁は大きいかもしれません。

「自分が納得できる施術」は、何度も実践を繰り返し、経験を積み重ねたうえに成り立ちます。

しかしそれは、この業界問わず、何に対しても同じかもしれませんね(^-^)

是非今回の内容を接客に役立てて下さい(^^)

福岡講座代表

森脇 ゆう

アクトエール整体学院

福岡学長

一般社団法人

日本ヘッドセラピスト認定協会スクール

インストラクター

NPO法人日本ストレッチング協会

認定ストレッチングインストラクター

日本成人病予防協会認定　

生活リズムアドバイザー

健康リズムカウンセラー

福岡市内で暮らしている２児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。

以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。 セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。