こんにちは!鍼灸師あん摩マッサージ指圧師の神谷です。
経絡マッサージに興味があるけど、サロンの新しいメニューにするにはハードルが高いかしら。
そんなお悩みありませんか?
今回の記事は、ヘッドマッサージセラピストにぜひ、会得して欲しい経絡マッサージについて解説しています。
<この記事は以下のような人にオススメ!>
※執筆者は医師ではなく、鍼灸師・按摩マッサージ指圧師、スクール講師として健康管理に役立つ情報を発信しています。 医学的な診断や治療は専門家への指導を受けてください。
経絡とは、気血という東洋医学で考えるエネルギーや栄養素が流れる通路。
内臓や神経や脳など体表だけでなく全身を巡っています。
主なルートは人体を縦に流れる左右対称の12正経と、身体の中心を縦に流れている2本の経絡です。
この経絡を流れる気血の巡りが悪いと、様々な不調の原因となるとされています。
そんな気血の巡りの悪さを表す‘反応点’として経絡の体表上のルートに出ている場所が経穴という、いわゆるツボといわれる場所です。
経絡は身体の中の臓腑と繋がっているので、ツボ・経絡を通して身体の内側の弱りを見抜き、逆にツボ・経絡へのアプローチによって身体の内側から整える事が出来ます。
セラピストはお客様の身体を触って癒し整えるのが仕事。
整え方には、リンパや筋骨格などの理論もありますが、経絡の理論も知っていると、よりお客様満足度の高い施術が可能になります。
その理由は経絡が身体の内部と繋がっていることにあります。
例えば肩こりが辛いと言われたときに、肩ばかり触ってもイマイチ楽にならないと言われた経験はありませんか?
そんな時に経絡理論に基づいて遠隔の部位を刺激することで、肩こりが楽になる方が多いです。
実際鍼灸施術では、患部を触らず、手先や足先のツボを刺激することで経絡の気血の巡りを改善し、臓腑の状態を整え、患部の症状を緩和するようなアプローチが行われています。
経絡について学ぶ事で、今まで‘あまり楽にならない’と言われていたようなお悩みに対する対応力があがるのです。
経絡マッサージとは、経絡の流れに沿ってマッサージする技法を指します。
様々な技法があり、経絡リンパマッサージや経絡ストレッチなどを教える先生も居られます。
どれも経絡の気血の滞りを解消することを目的にした技術です。
そもそも気血が滞るとどのようなお悩みの原因になるのでしょうか。
経絡の気血が滞ると、痛みやコリ、内臓の不調、不定愁訴の原因になります。
もう少し詳しく解説します。
気血のうち、気は身体のエネルギー。
そんな気が不足すると、自己免疫力が下がり風邪を引きやすくなったり、内臓の機能低下や冷え性、痛みやコリの原因になります。
東洋医学の気は西洋医学で考えると自律神経に近い働きがあります。
その為、一般的に言われる自律神経の乱れによる不調をイメージして頂けると結構です。
次に東洋医学で言う血(けつ)。
血が滞ると血行不良によるコリや痛みや冷えなどが起ります。
また血は心身の栄養素とされていて、不足すると不眠などの睡眠トラブルの原因にもなりますし、抜け毛か乾燥肌の原因にもなります。
その為、経絡の気血の流れをスムーズな状態にすることで、自己免疫力は高まり、若々しい身体と肌になり、消化不良などの内臓不調も解消されます。
元気で若々しくキレイでいたいと思うお客様にとって、経絡マッサージはニーズに合うマッサージ技術となります。
経絡マッサージと同じく、東洋医学の気血の巡りを整え、身体の内側から整える方法にツボ押しがあります。
ツボ(正しくは経穴)は全身に360個あまり存在しています。
またツボには特性があり、お客様の体質やお身体のお悩みに応じたツボを適切に選び、適切に刺激することが大切です。
しかし、360個あまり存在するツボの中から、その方にベストなツボを選定し、また一人一人微妙に違うツボの位置を的確に判断し、更に一番効果的な角度へ刺激を入れるツボ押しは、指圧師だからこそ出来る技術。
とてもハードルが高い技術です。
一方、経絡マッサージは体表上の経絡の流れる場所と方向を把握すれば誰でもアプローチ出来るツボ押しと比較してとても会得しやすい技術。
経絡を流れる気は体表の近くを流れます。
その為リンパマッサージや筋肉ほぐしのような力が必要ないのも特徴に1つ。
フェザータッチで経絡を流すことで、身体がスッと軽くなります。
経絡マッサージを会得するにあたり、東洋医学に関する知識や経絡に関する知識を学ぶ必要はありますが、お客様の身体へのアプローチに慣れているセラピストさんなら、無理なく会得して頂ける技術です。
経絡マッサージは、お客様の健康と美容に役立つ技術である上に、技術会得のハードルが低くセラピストさんにオススメのメニューです。
リンパマッサージとは西洋医学の理論に基づくマッサージ方法。
静脈に沿って「リンパ管」と呼ばれる管が網目状に全身張り巡らされています。
その中を流れるリンパ液の流れを良くする目的で行われるのがリンパマッサージ。
リンパの流れは末端から心臓に向かって流れています。
動脈血のように心臓のポンプ機能で巡っていれば良いのですが、リンパは筋肉や臓器の動きが刺激となり末端から心臓に戻ります。
その為運動不足や内臓の動きが悪いと末梢にリンパがたまり、所謂むくむ状態になってしまいます。
リンパには老廃物を除去する働きと、免疫という大切な働きを担っています。
そんなリンパが末梢に滞っては様々な不調の原因になります。
そこでリンパの流れをスムーズにするのに外部からの刺激を与えるのがリンパマッサージとなります。
リンパマッサージと経絡マッサージの大きな違いはマッサージをする方向です。
リンパマッサージは末梢から中心に向かって、リンパの流れに沿うように刺激していきます。
一方経絡は、流れが一方向ではありません。
12個ある正経も、流れる方向は指先から顔に行くルートもあれば、胸から指先に行くルートもあります。
つまり、求心性の流もあれば、遠心性の流れもあるのです。
経絡マッサージはそんな一つ一つの経絡の流れを熟知した上で、経絡の流れにそった方向に刺激を与える技法となります。
一般的なマッサージは、求心性か遠心性と決まった方向でマッサージを行います。
リンパマッサージは求心性ですし、あん摩や指圧は身体の中心から末梢に向かって遠心性に刺激することが基本です。
しかし経絡マッサージは、アプローチする経絡によって、求心性の場合もあれば、遠心性の場合もありますし、一つ一つの経絡も長く、一本の経絡を1回でアプローチするのは現実的ではありません。
そこでオススメの経絡マッサージが、肘と膝先の経絡を流すマッサージです。
この肘と膝下の経絡を中心にマッサージする方法であれば、お客様の体位変換も必要なく、またヘッドマッサージにプラスして施術することが可能です。
元々ハンドマッサージやフットリフレクソロジーを導入しているサロンであれば、なおのこと簡単に導入でき、既存メニューの単価アップに繋がります。
この肘から先と膝下の経絡へのアプローチだと、効果感が足りないのではないかと不安になるかたもいらっしゃいますが、経絡マッサージの醍醐味は遠隔からの刺激で全身状態を整えられるというもの。
肘先の経絡は肩こりや眼精疲労や頭痛など上半身のお悩み解消に役立ちますし、膝下の経絡は内臓機能を高めたり、腰痛、むくみの解消などに役立ちます。
神谷鍼灸師あん摩マッサージ指圧師が考案した経絡マッサージ講座を受講した方かたもこんなお言葉を頂いています。
「習ったその日にお客様への施術に取り入れたら、頑固な肩こりが取れた!と喜んで頂けました。力を入れず撫でるだけのアプローチなのにこんなに変わるなんて感動です!」
ヘッドマッサージで来られたお客様でも、身体へのアプローチを追加することでより満足度を高めたい。
そう考えているセラピストさんは多いです。
手や足のマッサージを導入しているサロンも多いです。
手や足の反射区理論を基にした施術にプラスして、膝や肘までの経絡をマッサージすることでこんなお客様のお声を頂けます。
「頭がいつもむくんでいると指摘されていたのですが、足もやっぱり浮腫んでいて。足のマッサージで膝まで流してもらったら、腰も楽になって嬉しいです。」
「頭がほぐれて気持ち良いだけじゃなく、温かい手で優しく撫でられるような手のマッサージで更に爆睡しちゃいました。」
また12本ある経絡には、それぞれ所属する臓腑があります。
それぞれの臓腑は季節ごとにダメージを受けやすい臓腑があります。
そこで、この時期はこの臓腑が弱りやすいからここを重点的に流しましょうといった季節に応じたアレンジが可能です。
実際経絡マッサージを導入したサロンからはこんな感想を頂きました。
「経絡という考え方を取り入れることで、なぜ身体のこの部分を伸ばしたり、 マッサージしてあげるのが今の季節に必要なのかという説明が出来て、クライアントの皆さんにも大変好評ということでした。
東洋医学の話を聞いて、今の季節の養生は次の季節の身体を作ることや、 ツボを繋ぐ経絡を通して体の臓腑に働きかけることなどは、皆さんの心にしっかり響くようで、更に次の季節の養生のお話しや、経絡を3Dで把握出来る様になりたい。」
ヘッドマッサージに組み合わせる事で、お客様の満足度も、セラピストの自信もアップさせることが出来ます。
ヘッドマッサージにプラスしやすいヘッドライフオリジナルの経絡マッサージ講座。
誰でも学びやすいように、オンライン講座と対面講座を用意しています。
オンライン講座では、事前に予習動画で経絡についてや、経絡の部位を確認出来ます。
また講座では鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師である神谷講師とマンツーマンで技術を確認していきます。
オンライン講座がオススメな人
✔セラピストとして既にお客様への施術経験がある
✔地方に居て東京会場まで行くのが大変
✔自分の都合のいいタイミングで学びたい
対面講座では、事前に経絡についての座学動画を見ることが出来るので、講座当日は実技に集中出来ます。
施術者の身体の使い方、体重のかけかたなど、対面だからこそ学べるエッセンスが沢山あります。
また、神谷講師から直にマッサージを受ける事が出来るので、経絡マッサージの効果感を体感して頂けます。
対面講座がオススメな人
✔マッサージの技術をしっかり習得したい
✔経絡マッサージを体験してみたい
✔サロンですぐにでも経絡マッサージを導入したい
オンライン講座と対面講座の両方を受講される方もいらっしゃいます。
あなたにあった学び方を選べるのも、この講座の魅力です。
実際に受講された方の声を一部ご紹介致します。
対面式(東京開催)腕の経絡マッサージ講座
Q:実際受講されて良かったことは?
H.M様
実際体を触って力加減ややり方を学べました。経絡で効果が体感出来た。
M.N様
タッチ、施術の組み合わせなど色々うかがえてよかった。 少人数だったので、練習も十分出来て良かったです。 優しいタッチで肩こり・首こりがとても楽になりました。 びっくりでした。
対面式(東京開催) 足の経絡マッサージ講座
Q:実際受講されて良かったことは?
M.N様
オンラインでは理解出来なかった流し方、手の使い方などくわしく教えて頂いて大満足です。
オンライン 経絡マッサージ講座
ツボ押しとは違う経絡アプローチは取り入れやすい! 実際自分の足にやってみたら、足腰が楽になった!
オンラインだと家から気軽に参加出来てよかった! 東洋医学にますます興味を持った!
神谷先生が終始笑顔で良かった!
セラピストは経絡理論を学ぶ事で、お客様のお悩みに対する対応力が上がります。
辛い患部への施術ではなく遠隔での施術や、季節ごとに変わる身体へのアプローチが可能になるからです。
同じく東洋医学の理論であるツボ押しとは異なり、経絡マッサージはセラピストにとって会得しやすい技術です。
しかし経絡の流れは求心性と遠心性が混在するので、正しく理解するためにも鍼灸師あん摩マッサージ指圧師というプロから指導を受ける事をオススメします。
また刺激の強さもとても大切で力まず、力を抜いたマッサージが出来るようプロによる指導が大切です。
そんなプロからの指導を受けて、1日で技術を会得できるのがヘッドライフオリジナルの経絡マッサージ講座です。
ヘッドマッサージセラピストが導入しやすいように、肘から先、膝下の経絡へのアプローチを可能とする講座です。
都合の良いタイミングでプロの講師からマンツーマンで学べるオンラインレッスンと、プロの技術を体験出来る対面式講座(現在は東京会場のみ)があります。
このように経絡マッサージ講座はあなたの希望に合わせた学び方をご提供しております。
ヘッドライフオリジナルの経絡マッサージ講座をより詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。
この記事の作成日2025年1月12日
※このページの内容は、一般的な情報と執筆者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。
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3ヶ月先まで予約の取れない 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師
神谷 江代
「年のせいと諦めないで!」をモットーに、体質改善から美容鍼灸までトータルケアを行う施術家。
完全自費施術、完全予約制の施術は3ヶ月先まで予約が埋まっている。
また、施術だけでなく、国立大学大学院で生理学を専攻。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の専門学校を首席卒業という今まで培った知識と、臨床経験を伝える講師としても活躍。
専門的になりすぎず、分かりやすいと好評。
施術家向け講座、市民向け講座と幅広い実績を持つ。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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