こんにちは。ヘッドライフ代表、ヘッドマッサージ専門家の江口です。
近年、ドライヘッドスパの人気が続いています。
この先、ブームが終わることはあるのでしょうか?
それとも定着していくのでしょうか?ここでは、ヘッドマッサージ業界の背景とこれからの展望について考えてみます。
当スクールがまだ「研究会」として活動していた2011年からヘッドマッサージ講座を提供しています。
2013年ごろから徐々に受講生が増えてきて、2016年以降、爆発的にドライヘッドサロンが増えたように思います。
テレビ番組の影響もあり、2017年には完全にブームになったと言えるでしょう。
その経験から感じるのは、ドライヘッドの人気は偶然ではなく、社会的な需要の高まりによって必然的に生まれたということです。
2010年頃からスマートフォンが普及し、生活のデジタル化が急速に進みました。多くの人々がスマホやパソコンを長時間使用することで、目や頭に疲労を感じるようになり、これがヘッドマッサージの需要を押し上げる要因となりました。
特に都市部では、デスクワークやリモートワークが日常化しており、こうした環境がドライヘッドスパのブームを支えています。
約10年前から ヘッドマッサージの需要が高まるのはわかっていました。
ITバブルは、2001年に崩壊しましたが、 その後、スマホの普及により私たちの生活を大きく変えました。
アップル社のiPhoneが日本に上陸したのは、2008年7月。
アップル信者といえるファンや、ハイテクや家電の新しいもの好きは、すぐに購入しましたが、 一般の携帯電話ユーザーは、買い替えのタイミングがあるため、 本格的に普及しはじめたのは、2009年から2010年でした。
ちょうどそのころ、2009年4月に私は開業しました。 今思えば、時代の変わり目だったのが幸運でした。
当時の私は、大阪の本町という場所で マンションンを借りて整体サロンをしていました。
大阪「本町」といえば、 関西最大級のビジネス街です。
その本町で開業して気づいたことは、゛サラリーマン、OLさんの目と頭が異常に疲れている。” ということです。
当時からオフィスでパソコンを使うのは当たり前で 普通に働いても目や頭が疲れるのに、さらにスマートフォンまで使用していては「脳」を休める暇がありません。
今では、スマホ病という言葉で馴染みがありますが、VDT症候群というものです。
ものすごく便利なスマートフォンは、 この先、必ず普及して、 多くの人の目と頭(脳)を疲労させることは 簡単に予想がつくことでした。
まさか、小学生までとは思いませんでしたが…。
私自身が2010年に開業した「頭ほぐし専門店atama」も、こうした需要を見越したマーケットイン(顧客ニーズを基にサービスを開発する考え方)の一例です。
当時は、ヘッドマッサージ専門のサロンが少なく、ドライヘッドスパ業界自体がブルーオーシャン(競争の少ない市場)でした。
しかし、ヘッドマッサージ業界が注目を集めると、次々と新しいサロンが参入し、現在では一部の地域で競争が激化しています。
この状況は、ブルーオーシャンが徐々にレッドオーシャン(競争が激しい市場)へと変わりつつあることを示しています。
2009年春に整体院を開業して半年後の秋には、コンセプトから練り直すことにしました。
大阪の大手のリラクゼーションサロンで技術主任をしながら、同社が運営する鍼灸整骨院で修業を積んでいたこともあり、技術的には、自信がある私でしたが、それだけではやっていけないのが現実です。
私が開業したサロン(整体院)は、 何も特徴がなく、ただ自分が出来る施術をしていただけです。
自分が今、出来ること、 やりたい事をやって、それに合った顧客を見つけ出すやり方。
これをプロダクトアウトと言います。
それとは逆で 世の中が本当に必要としている サービスを生み出し、提供する考え方の マーケットイン(プロダクトイン)があります。
2009年の私には プロダクトアウト・マーケットインの知識はなかったですが、「ヘッドマッサージが世の中の為になる」「ヘッドマッサージが必要とされる時代が来る」と信じて研究を重ねた当時の熱い心の火種は、マーケットインという考えにあったのでしょう。
月日が経ち 意を決してリニューアルオープンしたのが2010年5月です。 「頭ほぐし専門店atama」の誕生です。
この「頭ほぐし専門店」という名前を 日本ではじめて使用したのは私になります。
広告宣伝が苦手だったため、 オープンして数カ月は、 来店者0人という日もありました。
あまりに予約の電話が鳴らないため、サロンの電話が壊れていないか、自分の携帯から電話して確かめたこともあります。
はじめは、決して楽ではなかったですが、すでに飽和状態の整体院をプロダクトアウトの考えだけで続けていても今のような生活、収入、やりがいは手に入らなかったと思います。
サロン名は「頭ほぐし専門店atama」です。
この「atama(アタマ)」という名前をつけたのは、 ヘッドマッサージ業界が ほぼ手つかずの状態で、この先、私のサロンを真似するセラピストが必ず現れるとわかっていたので、あえてシンプルに「atama」としました。
(頭ほぐし専門店atama 登録商標5576269)
ヘッドマッサージ業界のど真ん中の椅子に座ったわけです。
こういった、需要はあるのに誰もサービス・商品を提供していない状態を青い海になぞらえてブルーオーシャンと言います。
ヘッドマッサージ業界という青い海には、たくさんの魚(顧客)が泳いでいます。
その豊かな海に、誰かが飛び込むと、それを真似して 次の誰かが飛び込みます。
3人、4人と飛び込めば、あとは、雪崩のように次から次へと飛び込むのが世の常。
ビジネスの常です。
魚がいなくなるまで、大衆は次から次へと飛び込みます。
そして、いつの日か魚がいなくなる??
いいえ。 いなくなることは考えにくいです。
正確には、魚を取る側の人が増え過ぎるだけです。
その食い荒らされた海のことを、赤い血になぞらえてレッドオーシャンと呼びます。
今は、2019年4月。 都市部では赤くなってきましたが、まだまだ大丈夫です。
しかし、レッドオーシャンの時代はいずれやってきます。
こんなこと書くと、ヘッドマッサージ資格講座の受講生が減ってしまいますが、レッドオーシャンの時は、レッドオーシャン戦略を実行するのみ!
私にしたら、そんなことは、2009年から承知の上です。
2015年のこと。
ある卒業生に呼び出され、質問を受けました。
「ヘッドマッサージ業界では江口先生に勝つのは難しい。習ったヘッドマッサージをどうやって売り出せばいいですか?」
彼は、すでに複数店舗を経営しており、とても優秀なうえに誠実で、先生である私に迷惑が掛からない方法でサロンを成功させたいということでした。
それを聞いてとても嬉しかったです。
私の意見はこうでした。
「頭ほぐしを受ける多くのお客様は、眠ることが目的です。ヘッドマッサージ専門とは言わずに゛睡眠専門”はどうですか?」
「ど真ん中の椅子が空いていますよ。」
後日、お会いした際に報告を受けました。
「名前は、快眠ほぐしサロン すいみんです。」
「睡眠健康指導士の資格も取りました。」
彼は、もともと知識もセンスもあり、努力家です。
「睡眠専門サロン」という青い海に飛び込みました。
なんと、ヘッドマッサージと相性が良い睡眠の資格まで取得済みです。
今では、ヘッドマッサージという「フィン(足ひれ)」と 睡眠健康指導士という「酸素ボンベ」を備えています。
私の助言が無くても彼は成功したと思います。
例えば、 あなたがお持ちの資格、スキル、経験、ノウハウ、趣味、特技、自慢が AとBの2つあるとします。
わかりやすく「資格AとB」にしましょう。
Aという資格がレッドオーシャン
Bという資格も レッドオーシャン
しかし、 資格A × 資格B = ブルーオーシャンとなる可能性があります。
アイデア次第で まだまだ、青い海は存在するはずです。
事実として、いつの時代もブルーオーシャンは"必ず”存在しているので 間違いなくあります。
今ある[資格 × 時代 =ブルーオーシャン]の方程式も成り立ちます。
自分が出来ることの棚卸して、世の中(時代)が求めるていることを 探していくしかないですね。
大変なことだとわかっています。
経営コンサルタントやマーケッターというプロがいるぐらいですから、ヘッドマッサージ講座卒業生の皆さんは素人です。
経営セミナーの動画をみたり、無料の講座ぐらいは参加しておきましょう。
競争が激化した市場では、単に施術を提供するだけでは生き残るのが難しくなります。
多くの経営者が、「他とどう差別化するか?」という課題に直面しています。ここで重要なのは、価格競争に巻き込まれないための付加価値の提供です。
たとえば、以下のような取り組みが考えられます。
1. 睡眠やストレスケアとの連携
ヘッドマッサージと相性の良い「睡眠サポート」を専門にするサロンの例があります。このように、既存の施術に新しい価値を加えることが差別化の鍵となります。
2. 独自のブランドや理念の確立
サロンの理念やコンセプトを明確にすることで、顧客に「ここでしか味わえない」体験を提供します。
3. 継続的な学びと技術向上
時代の変化に合わせて、新しい技術や知識を学び続けることも、他店との差別化につながります。
4.専門性が高い知識でアドバイス(コンサルティング)
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージ界隈で人気のセロ活アドバイザー講座や、頭皮毛髪アドバイザー講座、睡眠ライフスタイルプランナー講座、東洋医学アドバイザー講座などで資格を取得して、より専門性があり、信用度が高いアドバイスでサポートすることが求められます。
競争が激化すると、価格を下げることで顧客を集めようと考える経営者が少なくありません。
しかし、値下げには以下のリスクが伴います。
• 顧客の流動性が高まる
価格に惹かれて来店した顧客は、さらに安いサロンがあればそちらに移ってしまう可能性が高いです。
• サービスの価値が下がる
低価格は、施術の質が低いという印象を与えることがあります。
• 経営の持続性が損なわれる
値下げを続けると利益が圧迫され、体力的にも経営的にも持続が難しくなります。
値下げに頼らず、「価格以上の価値を提供する」戦略を考えることが重要です。
現在のドライヘッドスパ・ヘッドマッサージ市場は、まだ成長を続けていますが、競争が激しくなる中で新しい市場を見つけることも求められます。
たとえば、ヘッドマッサージと他分野の資格やスキルを組み合わせることで、独自のサービスを作り出すことができます。
<例>
ヘッドマッサージ × 睡眠サポート
ヘッドマッサージ × セロ活・メンタルケア
ヘッドマッサージ × 東洋医学
ヘッドマッサージ × 腸活・温活
ヘッドマッサージ × 育毛ケア
ヘッドマッサージ × 脳活性、能力開発
このように、新しい市場を開拓することで、個人サロンでもブルーオーシャンを見つける可能性があります。
ドライヘッドの人気は、この先も一定の需要を維持すると考えられますが、競争が激化する市場では、単なる模倣では生き残れません。
付加価値の提供や独自性の確立を目指し、競争の激しいレッドオーシャンを避ける戦略が求められます。
サロン経営者としては、常に時代の変化を読み取り、顧客ニーズに応じた新しい価値を生み出していく努力が必要です。
それが、長期的な成功と持続可能な経営につながります。
作成日2019年4月4日
更新日2024年12月30日
※このページの内容は、一般的な情報と執筆者による経験をもとに作成しており、医療的アドバイスを提供するものではありません。健康に関する具体的なご相談については、専門の医療機関にご相談ください。また経済的な安定や増収増益、所得の増加を保証をする内容ではありません。
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江口征次
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
Head Life(ヘッドライフ)代表
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長
株式会社ヘッドクリック代表取締役
頭ほぐし専門店atama代表
ヘッドスパ専門店atama代表
【商品】
・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売
・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売
【登録商標】
・頭ほぐし専門店atama 登録5576269
・頭ほぐし整体院 登録5977517
・骨相セラピー 登録5790990
ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。
【登録商標】
頭ほぐし専門店atama 登録5576269
頭ほぐし整体院 登録5977517
骨相セラピー 登録5790990
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