ヘッドセラピスト|睡眠健康指導士|名古屋講座代表 藤井なおみ
ヘッドセラピスト|睡眠健康指導士|名古屋講座代表 藤井なおみ

【不眠のツボ10選】ヘッドマッサージサロンで伝えたい快眠方法

ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)資格講座・名古屋担当の“眠りのメンター”こと藤井でございます。

 

寝る準備は整ったけど「なんだか眠れない」「寝る時間なのに、まったく眠くない」そんな寝つきが悪いと悩む方は、少なくありません。

 

今回は『不眠のツボ10選!ヘッドマッサージサロンで伝えたい快眠方法』と題して、不眠のお悩みに役立つツボについてお伝えしたいと思います。

※本記事で紹介しているツボ刺激や温冷ケアは、医療行為や治療を目的としたものではありません。鍼灸師による専門的な施術とは異なり、リラクゼーションやセルフケアとして、体の感覚に耳を傾けるきっかけとしてご活用ください。

 

ツボの専門家ではない私たちでもできること

ツボと聞くと「鍼灸師でないと効果がないのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。

鍼灸師でなくても、ツボは“点”ではなく“面”で捉え、心地よい刺激を与えることでも、リラックス効果は期待できます。

 

例えば、頭頂部にある万能のツボ「百会」は、手のひら全体で優しく包み込むように押すだけでも心地よいと感じてもらえます。

 

また、ツボの専門家ではない私たちでもできることとして、当スクールで学ぶヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)資格講座では、頭皮のコリを確認する際に親指の面で“正中”を丁寧に揉捏する手技があります。

 

大切なのは「効かせる」ことではなく、“丁寧に触れる”ことで生まれる心地よさを届けることだと考えています。

 

お客様に伝える快眠方法!今日から使える不眠のツボ10選

お客様にリラクゼーションとしてツボを紹介する際は、 「ツボは“正確に点を当てること”が目的ではなく、“気持ちいい”と感じることが大切です」とお伝えしてはいかがでしょうか。

 

そのうえで、以下のようなシンプルな方法がおすすめです。

  • 軽く押す
  • 円を描くようにさする
  • そっと手を当てるだけ

ヘッドセラピスト(ヘッドマッサージセラピスト)がお客様に伝えるポイントは、“気持ちいい”と感じることを目安に、自分の体の感覚を大切にすることです。ぜひ、快眠方法の一つとして不眠のツボをお伝えください。

 

【今日から使える不眠に効果的なツボ10選】

※不眠に効くツボ10選一覧表PDFダウンロード

 

①頭のツボ

・百会(ひゃくえ) 効果

自律神経を整え、ストレスや不眠、頭痛を和らげる

 

・神庭(しんてい) 効果

心を落ち着かせ、寝つきをよくする

 

・風池(ふうち) 効果

首こりをほぐし、自律神経を整えることで深い眠りをサポート

 

②顔のツボ

・印堂(いんどう) 効果

リラックス効果が高く、ストレスや不安による不眠に◎

 

・攅竹(さんちく) 効果

眼精疲労や頭痛を軽減し、リラックスを促す

 

③首のツボ

・天柱(てんちゅう) 効果

血流を促し、リラックス効果が高い

 

・安眠(あんみん) 効果

名前の通り、寝つきをよくする効果がある

 

④手・足のツボ

・合谷(ごうこく) 効果

全身のリラックス効果があり、ストレスや不安を和らげる

 

・太衝(たいしょう) 効果

自律神経を整え、イライラやストレスを緩和する

 

・失眠(しつみん) 効果

不眠に直接作用し、寝つきを良くする

 

体感をもうひと押し!ツボ×温冷刺激で深いリラックスへ

施術中に「もう少し何かしたい」「少し物足りないかも」と感じる場面でおすすめなのが、温冷刺激をツボケアに組み合わせる方法です。

 

温冷刺激とは、温める・冷やすことを交互に行い、血流や自律神経に穏やかに働きかける方法です。

温めることでリラックスを促し、冷やすことで感覚が冴えるという特性があり、この組み合わせにより自律神経のバランスが整いやすくなり、深い癒しが生まれます。

 

ここに不眠ケアに効果的なツボ(百会・風池・安眠など)への刺激を加えることで、ツボの反応がより引き出され、体感的な満足度がグッと高まります。

 

たとえば、ヘッドマッサージの前後に、体感的な満足感をプラスしたいと考えた時に

  • 温かいタオルで首や肩を温める
  • 冷たいタオルで顔やうなじ(頸部)を冷やす

といったツボ温冷刺激を加えるだけで、血管の拡張・収縮が起こり、筋肉の緊張が和らぎ、深いリラックスに繋がります。

 

ヘッドマッサージ+ツボ刺激+温冷アプローチで眠れる体へ

温冷刺激の働きを整理すると、以下のような効果が期待できます。

 

◇温冷刺激アプローチで期待できる効果

・温める:副交感神経を優位にし、リラックスへ導く

・冷やす:血管収縮の反動で血流が促進、感覚をリセット

・温冷交互:自律神経のリズムが整い、スッキリ感が得られる

 

こうした温冷アプローチにツボ刺激と組み合わせることで、ヘッドマッサージに“体感価値の深み”を加え、より眠れる体へ導く施術が可能です。 例えば、「就寝前に温かいお風呂に入り、その後軽く冷たいシャワーを浴びる」といったセルフケア提案も非常に効果的です。

 

これは睡眠ライフスタイルプランナー資格講座でお伝えしている快眠方法で、入浴後に軽く冷たいシャワーを浴びることで体温を下げ、眠りやすくする方法です。

 

※参考文献

信州大学繊維学部: 「冷却,温熱およびマッサージ刺激が筋・腱の力学的特性に及ぼす影響」のような研究論文が掲載されています。

東京女子医科大学:「後頸部温罨法が自律神経活動および感情に及ぼす影響」に関して後頸部を温めると自律神経が整い、快感情が高まると報告

 

おさらいとまとめ “心地よい”を大切に!ツボ+温冷刺激で眠りをサポートする

睡眠LSP ヘッドセラピスト藤井

いかがでしたでしょうか。

「不眠のツボ10選!ヘッドマッサージサロンで伝えたい快眠方法」をテーマに、ツボ+温冷刺激で眠りをサポートするアプローチをご紹介しました。

 

ヘッドマッサージサロンで快眠方法をお伝えする場合は、 ツボを“点”ではなく“面”で捉え、心地よく刺激することを念頭におきましょう。

 

また、手のひらや指の腹を使ったシンプルなツボ押し(軽く押す、さする、手を当てる)は、お客様にも簡単に伝えることができます。

 

さらに、ヘッドマッサージにツボ+温冷刺激をすることで、自律神経のバランスが整いやすくなり、深いリラックスや眠りをサポートする方法として活用できます。

 

お客様の不眠の悩みに寄り添い、”心地よい”を大切にしたリラクゼーションメニューやセルフケアのご提案に取り入れてみてください。

 

 

睡眠ライフスタイルプランナー藤井

睡眠ライフスタイルプランナー講座では、今回紹介した快眠方法をはじめ、睡眠の知識を深めるためのカリキュラムを充実させています。

 

お客様一人ひとりに合った快眠方法のアドバイスができるヘッドセラピストを目指すなら、ぜひ一度リンクをチェックしてみてください。

 

※ヘッドセラピストは医療資格者ではありません。本記事の内容はあくまでリラクゼーションを目的としたケア提案であり、治療行為ではありません。症状が長く続く場合や医療的な対応が必要な場合は、医師や鍼灸師などの専門家へご相談ください。

 

 

作成日:2025年04月20日


藤井なおみ

この記事の執筆者

藤井 なおみ  

 

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

名古屋代表講師

 

睡眠ライフスタイルプランナー代表

睡眠健康指導士

食育アドバイザー

ベビーヨガセラピー

高齢者イスヨガ講師  

 

<名古屋会場>

〒460-0008

名古屋市中区栄5- 11-21 エメラルドビル3F

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この記事の監修者

江口征次  

 

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ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

Head Life(ヘッドライフ)代表

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長

株式会社ヘッドクリック代表取締役  

頭ほぐし専門店atama代表

ヘッドスパ専門店atama代表

 

【商品】

・日本初、ヘッドマッサージ施術用枕の販売

・日本初、業務用ヘッドマッサージオイルの販売

 

【登録商標】

・頭ほぐし専門店atama 登録5576269

・頭ほぐし整体院 登録5977517

・骨相セラピー 登録5790990

 

ドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家として、2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気ヘッドマッサージ資格講座を主催している。