慢性病の約8割は
骨盤と背骨が原因
ソフト整体法コラム
骨盤が要、背骨が大黒柱
~しかし体幹のゆがみは気づきにくく、進行するケースが少なくありません~
身体は脳とつながっている脊髄という太い束状の神経の幹(脊髄神経)が脊柱の中を通って腰の方まで縦断しています。
この脊髄から枝分かれして、椎骨と椎骨をつなぐ椎間関節の隙間から出ている神経が身体の隅々までコントロールする役目を果たしています。
脊髄神経は脊柱で保護されていますが、脊柱がゆがんだり、圧迫を受けると、各神経の伝達調整がうまくいかなくなり、多くの症状の原因になります。
各部位のゆがみと症状の関係
頚椎
頭痛、耳痛、不眠、眼精疲労、慢性疲労、アレルギー、花粉症、手の痺れなど
胸椎
胃・肝臓等の内蔵機能の低下、気管支炎、咳、アレルギー、動脈硬化など
腰椎
腰痛、膝痛、坐骨神経痛、生理痛、足の痺れ、足の冷え、便秘など
腰を支えているのが骨盤です。中でも骨盤の真ん中に位置する仙骨は「女性の命の骨」とも言われるほど、女性にとって重要な骨となっています。
骨盤は家で言えば基礎(土台)に該当します。これがゆがむと連動して、その上にある腰椎、胸椎、頚椎がバランスをとろうとしてゆがみやすくなります。
ゆがみがなくても、関節が硬くなることにより症状が出る場合もあります。
これらの原因は生活習慣や仕事にある場合が少なくありません。
例えば腰痛は腰椎のゆがみや圧迫以外にも、生活習慣(長時間のPC作業等)や運動不足が原因で生じ得る、梨状筋の硬直化、股関節の可動域の減少によっても起こります。
したがって、初診(問診と検査)に時間をかけるのは「原因」を探るためです。
症状のメカニズム(一例)
生活習慣・仕事など
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筋肉の硬直化・骨盤・脊柱のゆがみ
▼
関節の可動域の減少
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神経の圧迫
▼
痛みなどの症状、運動動機能・内蔵機能の低下
ソフト整体法
サロンの収益アップ、自らの健康維持のために
身体の土台である骨盤の調整を丁寧に行い、徐々に腰椎、胸椎、頚椎と上位の脊柱の調整を行っていきます。
ビフォーアフターの検査、パルペーション(触診)と連動させるソフトな筋肉をやさしく弛緩する方法で、ゆがみや関節の動きを正常に近づけていきます。
カイロプラクターが使うスラスト法(瞬間的な回転伸展操作を加える調整法)を使わなくても、リラクゼーションのように優しいソフト整体法で一定の整体効果が得られます。
もちろん、ソフト整体法であっても主要な骨・関節や筋肉の基礎知識は必要なので、講座の中でわかりやすく解説していきます。
ソフト整体法は、ヘッドマッサージ、リンパマッサージなどのリラクゼーションの技術を併用すれば、リラクゼーションの効果と症状の緩和効果が期待できます。
お子様にもご利用できる
やさしい整体技術(骨格矯正)です。
おわりに
肩こり、腰痛、頭痛などに長年悩まされている人は少なくありません。また長引くコロナ渦の中、病気というほどではないけど、なんとなく調子が悪い人、いつも緊張して身体が脱力できない人が増えているように感じています。
肩こり、腰痛などの症状はその場所(患部)にないことが少なくありません。患部のマッサージで一時的よくなっても再発するケースが多いのはこのためです。
身体は自ら防御し修復する自然治癒力を持っていて、これを上回る内的・外的要因により病気や体調不要が起こります。
また体液循環が健康の維持には不可欠なため、リラクゼーション技術は自然治癒力を高める上の効果も期待できます。
講師プロフィール
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加藤信夫(かとうのぶお)
株式会社 Shinanowa代表取締役
自然豊かな信州佐久平での暮らしの中で健康への意識が高まり、解剖学・病理学に基づくカイロプラクティックとリラクゼーションの技術を身につける。
2018年、テキサスカイロプラクティック大学(TCC)短期留学。「地域のヘルスケアのために何ができるか」を模索し、多くの家族が笑顔でいられるための健康・美容のサポートを続けています。
(資格)
・カイロプラクター総合指導士
・健康管理士一般指導員(健康管理能力検定1級)
・1級ヘッドセラピスト
・ハンドセラピスト
・腸セラピスト
・リンパトレーナー
・S級小顔ヘッドセラピー講座受講
・AJESTHE認定美肌エキスパート
2021年10月9日作成