ヘッドライフ通信をご覧いただきありがとうございます。
ヘッドマッサージ資格講座、東京代表の大八木です。
今回はヘッドマッサージと腸セラピーの相乗効果を、セロトニンや自律神経の話から脳と腸の繋がりをお話していきます。
脳腸相関ともいわれるように、脳と腸は自律神経により深い関係性を持っています。
ヘッドマッサージ資格講座でも腸セラピー資格講座でも必ず学ぶ幸せホルモンといわれるセロトニンは、脳だけではなく、腸や血液中などに分泌しており、それぞれの場所で合成分泌し、働いています。
セロトニンの90%が腸にあるといわれるのは、腸は体の中でも大きな臓器だからです。
大切なのは分泌の量よりも、脳と腸のそれぞれのセロトニンの働きを知ることによって、より効果的に活性することです。
自律神経の不調を感じている方には、当スクールのセロトニンが活性化するヘッドマッサージと腸セラピーの組み合わせメニュー「脳腸相関セラピー」をオススメいただけたらと思います。
脳のセロトニンは、幸せホルモンといわれていますが、正確には、脳内伝達物質です。
腸で取り込んだ栄養素が脳に運ばれ、脳の脳幹にあるセロトニン神経から分泌され脳内全体に働きかけます。
主に、心の安定を保ちますので幸せホルモンと言われております。
当スクールのヘッドマッサージ資格講座では「癒しの科学」でセロトニンについて学びます。
ヘッドマッサージでセロトニン活性が期待できるのは、脳のセロトニンです。
うつ病もこの脳のセロトニンが減ることが原因の一つとわかっています。
自律神経を整える働きもあり、自律神経の乱れによる身体の不調、睡眠に関わるお悩みには脳のセロトニンの活性化を意識することがオススメです。
脳のセロトニンについては、動画「癒しの科学」、またはブログ「改めてセロトニンとは(2020/3/7)」をご覧くださいませ。
腸のセロトニンは、腸の蠕動運動に働きかけています。
自律神経が副交感神経優位になると、蠕動運動が活性し、その際に腸のセロトニンが働きます。
腸は、独自の神経も持っていて、例えば体に良くないものが入ってくるとセロトニンを分泌して早く出そうと蠕動運動を活性させ、下痢を起こしたり、脳に指令を出し嘔吐させたりもします。
便秘とは逆に副交感神経が過剰に興奮すると下痢が起きることもあります。
自律神経の乱れによる腸の不調は下痢と便秘を繰り返すことがあります。
腸のセロトニンの分泌は腸内細菌と深い関わりがあるようで、今様々な研究がすすめられていますので、今後、腸セラピー資格講座の講師としても注目していきたいところです。
ヘッドマッサージや腸セラピーなどの心地よい施術は、自律神経を整えることで腸の動きを良くして便秘の解消を目指します。
サロンにご来店になるお客様は、交感神経が高ぶりすぎでいて、睡眠もしっかりとれていない方もいらっしゃいます。
腸がより良く活性するには、腸セラピー資格講座でもお伝えしてるように、リラックスする時間をとることや質の良い睡眠をとることが大切です。
腸セラピーやヘッドマッサージだけでなく、心地よい施術はオキシトシンの働きにより分泌された脳のセロトニンが、夜はメラトニンとなり良い睡眠を期待できます。
そして、腸がしっかり動き、朝お通じが良くなることがあります。
ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)、腸セラピー(腸もみ)のメニューをされているセラピストさんは、お客様に施術の翌日の変化も是非伺ってみてください。
私達が意識的に活性できるのは、脳のセロトニンです。
脳のセロトニンを分泌するセロトニン神経を活性することをセロ活とよんでいます。
ちなみに、オキシトシンを意識して活性することをオキ活とよんでいます。
セロ活の効果が期待できるヘッドマッサージを受けることで、不調が改善したり、良く眠れたり、お通じが良くなる体験談を沢山いただいております。
私も体験しています。
本来、脳のセロトニンを分泌するセロトニン神経は、オキ活の他に、人が生活の中で行う運動により活性します。
その運動とは、歩行、呼吸、咀嚼の運動です。
すべて意識しなくても生活する中でできる運動により活性しているのです。
しかし、その生活がここ数十年で変わり、歩かない、呼吸が浅い、咀嚼が減るという生活に変わり、セロトニン神経を活性しにくい生活になってしまったのです。
だからこそ、積極的にセロ活を、そしてセロ活が期待できるヘッドマッサージをオススメしています。
セロ活を意識するために、腸セラピーのオススメポイントを4つに分けてお伝えします。
脳も腸もセロトニンが体内で作られるためには3つの栄養成分が必要です。
それは、必須アミノ酸の一種トリプトファンを摂取することが重要です。
そして炭水化物とビタミンB6もセロトニンの合成に必要です。
ただ、せっかく栄養をとっても便秘だったり、吸収して合成分泌ができない弱った腸になっていたりしていると、栄養が届きません。
栄養素を取り入れた食事も意識することと、栄養を吸収できるように腸を良い状態にしておきたいですね。
そして栄養素を運ぶのは血液です。血流をよくするために運動や腸セラピーをオススメしています。
セロ活のリズム運動に呼吸の運動があります。
デスクワークなど同じ姿勢でいたり、緊張が続くと、横隔膜周りの筋膜が凝り固まって深い呼吸がしにくくなります。
そこで腸セラピーをして筋肉や筋膜をほぐしていきます。
当協会の腸セラピー資格講座はそれも意識して行っております。
腸セラピーを受けた後に「呼吸がしやすくなった」とよくお客様にいわれます。
勿論、ほぐすと同時に心地よいグルーミングを行いますので、オキシトシン効果も高いです。
腸セラピーは呼吸がしやすくなり、オキ活効果にもよりセロ活に繋がります。
また、筋膜のつながりを意識すると更に相乗効果があります。
近頃の腸セラピー資格講座で便秘はありますか?と伺うと、「便秘ではないけどお腹のハリがあります」という受講生がとても多いです。
ヘッドマッサージを受けに来るお客様で最近多いのが食いしばりによる頭痛や首や肩の凝りの方です。
先日、歯科衛生士の受講生からも「虫歯よりこの悩みの方が多い」と伺いました。
噛みしめ呑気症候群はご存じでしょうか?食いしばりにより、お腹にガスが溜まってお腹が張ることです。
参考:噛みしめ呑気症候群~かみしめによる頭とお腹の不調を和らげる~2023/02/06
食いしばりのあるお客様には、ヘッドマッサージをしている時に「お腹のハリ」について伺ってみるのはいかがでしょうか。
当協会のヘッドマッサージは身体からやるのでお腹のハリにも早めに気付けると思います。
逆に、腸セラピーをしていてお腹のハリがある方には、頭や首肩もこっているのでヘッドマッサージをオススメしていただきたいです。
そして、咀嚼が少ないこともお腹の不調にも繋がります。
咀嚼はセロ活のリズム運動の一つです。
迷走神経は脳と腸を結ぶ脳神経です。
副交感神経の繊維で、刺激することでリラックス効果があります。
心地よさセロ活としても、また、迷走神経を活性させることにも大変おすすめです。
迷走神経を意識するなら、首の付け根や仙骨周りを一緒にほぐすことも相乗効果があります。
ヘッドマッサージや腸セラピーでのロッキング法は仙骨を緩め、同時にセロ活のリズム運動にも値します。
脳と腸を元気にするには両方からアプローチすることがお互いに相乗効果があります。
お腹の不調がある方は、不眠やストレスの問題をもち、頭が凝る方はお腹のハリが強かったり、便秘やむくみに悩まれています。
今回はセロトニンで脳と腸の関係性をお伝えしました。
腸は自律神経に支配されているので、セロ活をすることで、自律神経が整い腸の活性にも繋がります。
受講生の皆様、脳腸相関セラピーとして、両方からアプローチしてみてはいかがでしょうか。
言葉を変えるとヘッドマッサージと腸セラピーは脳活と腸活ができる施術です。
また、脳のセロトニンを活性する方法には、コツがあります。
より効果的なやり方や気付きを沢山の方にお伝えしたい、そして自信を持ってお話して活動できるようアドバイザー講座を開講しております。
施術をすることにも、府に落ち自信を持てると思います。
今の社会にはオキシトシンとセロトニンを意識することが必要な時代だと強く思っております。
この2つのホルモンの分泌のお手伝いができるヘッドマッサージと腸セラピーでオキ活セロ活をしていきましょう。
このブログは2022年8月15日に配信しました。
更新日2024年11月17日
大八木さとこ
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
東京代表
セロ活アドバイザー資格講座・代表
セロトニンDojo認定セロトニントレーナー
睡眠健康指導士
感涙療法士