受講生からのご質問に対して
第二弾 名古屋の藤井です!
今回は、「睡眠」からの視点でお話していきたいと思います、是非お付き合いくださいませ!
まず、質問は 『ヘッドマッサージを夕方に受けると、夜の睡眠に影響が出ますか?』でした。
前回は、東京の大八木先生からのセロ活の視点の中でも書かれていましたが、
メラトニンの働きから考えて、確かに体内時計のリズムでホルモンの分泌がなされるのでメラトニンは昼間には出てません。
そこで、例えばヘッドマッサージの施術中に爆睡される方は、
よほど睡眠が足りてない人であり、恒常性的に体が休息を欲している状態である。
つまり、睡眠負債状態だと考えられます。
睡眠サイクルは、概ね90分と考えられていますので
ヘッドマッサージ60分コースでしっかり熟睡状態になれば、眠りが深いタイミングに入ってしまうため
施術終わりはスッキリしない状態で終了してしまう事もあります。
そのため、講座テキストにあるように15〜30分の仮眠で、ヘッドの60分コースが最適だと感じています。
ただ交感神経が高ぶっている心身の過度な緊張状態の方には80分コースなど少し多めに時間を設定する事がお勧めです。
ここで、
55歳以上の方は、30分以内の仮眠で認知症の発症のリスクを1/6に減らす効果もあると言われていますが、
1時間以上の昼寝は、
逆に認知のリスクも上がると 言われていますので、
メニューの提案時には年齢や環境を考慮してご案内できると良いと思います。
次に、夜のお仕事をされている方など夜勤明けの方などには、昼間の眠りのためのリラックスタイムとして朝方の時間帯を提案する。
昼間だけど、夜としての生活リズムのお手伝いとして家に帰って寝る前の準備としてヘッドマッサージをお勧めするという事です。
夜勤明けの場合、
帰宅時にどうしても 太陽を浴びる事になりますので体内時計もリセットされ
活動ホルモン(セロトニン)が分泌されるという流れになってしまうため交感神経が優位の状態となってしまいます。
私たちヘッドセラピストとして、
大八木先生のブログにもありましたが
※以下抜粋
グルーミングは色々ありますが、そのうちの一つ心地よいタッチにより、私達はオキシトシンを分泌させ、ストレス解消、そしてゆっくりと心身のクールダウンをして、夜の睡眠へと導きます。 つまり、交感神経から副交感神経へと導いてます。
この交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態へと
カラダを導く事ができれば昼間であっても
ゆったりとする事が可能になります。
私たちヘッドセラピストは、
朝方から夕方以降でも提供できる!
正しく当協会のミッションでもある
「自律神経を整える」という事です。
またメラトニンは、
・太陽浴びないことで分泌量は少ない
・カラダを動かさない生活だと出ない
過度な運動(オーバートレーニング)は、かえって眠りを妨げるので、
夕方のメニューとしては、
大八木先生の睡眠のためのヘッドの考え方から
福岡のストレッチトレーナーの森脇先生講座
「セロトニンストレッチ」で、体を無理なく活性させるストレッチをセットで行うのがとてもバランスが良く有効なものになります。
最後に、
私自身のサロンでは更年期の年代の方が多くいらっしゃいますので、中途覚醒のお話もよく伺います。
何度か目が覚めてしまい睡眠の維持ができない方、
浅いとかの方には、「遅寝・早起きを提案してみてください」とアドバイスしています。
もちろん、お客様により生活環境は異なり
ただ運動不足から眠れないという点も否めませんし
規則正しいという点では、難しい方もいますが、
朝ご飯を食べる事や、太陽を浴びる事、
軽度な運動、加齢によるメラトニンの分泌量の低下も含めて、
セロ活をアドバイスする事で、
お客様に気づきを持ち帰って頂く事も価値の提供となります。
皆さんのサロンでは、
ターゲットや自身のコンセプトなど
軸をもってサービスを提供していると思いますが、
様々な視点から一つでも、
求めるものや悩みを解決が 出来ることは、
セラピストとして嬉しいことでももあると 思います。
それでは、次回はストレッチトレーナーでもあります
福岡の森脇先生へバトンを渡したいと思います。
長文を読んで頂きありがとうございました。
このメルマガは2021年8月5日に配信しました。
ブログ作成者
藤井 なおみ
ヘッドセラピスト
睡眠健康指導士
食育アドバイザー
ベビーヨガセラピー
高齢者イスヨガ講師
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
名古屋代表講師
その他、ハンド、腸セラピー資格講座の講師