生徒さんからのご質問
Q、『夕方にヘッドマッサージを受けた場合、夜の睡眠に影響が出るのか?』
について、 東京の大八木先生、名古屋の藤井先生に続いて、書かせていただきます。
既に両先生方が詳しく解説していただいているので、今回私自身も改めて勉強になりました。
講師という立場にいても、まだまだ学ぶことの方が断然多いです。
学ぶたびにかみ砕いて、皆さんに共有していきたいと思っています。
『セロ活』、『睡眠』の視点で書かれてきた今回のブログ。
“ストレッチトレーナー”としてバトンを受け取りましたが、、、 今回は“ストレッチトレーナー”でもなければ、“ヘッドマッサージ講師” でもない、 “一セラピスト”としての視点で書こうと思います。
皆さんは日々の施術(接客)の中で、何が一番“難しい”と感じますか?
人それぞれあると思いますが、私が断トツに難しいと感じているのは、お客様に提案したアイデア (生活習慣やセルフケアなど)を、実行してもらい、継続してもらうことです。
これについては、お客様により生活リズムや内容も様々ですので、 “無理なことと”片づけられることも少なくないかと思います。
「家に帰ったら今日からこのストレッチをして下さいね(^▽^)/」
「わかった!これなら続けられそう!(^▽^)/」
~その後~
「どうですか!?ストレッチ続いてますか?(^▽^)/」
「・・・いや、なんか時間なくて。忘れちゃった(*_*;」
このパターンが圧倒的に多いです。
どれだけエビデンスを並べても、どれだけわかりやすく伝えても、実行されなければ意味がありません。
今回のテーマではどうでしょうか。
既にご存知のように、ヘッドマッサージは1日のどの時間に受けても効果があります。
自立神経の括りでお話すると、交感神経、副交感神経系のバランスが整い、体内リズムも安定します。
でも、お客様がその日の夜に、
PC仕事をしまくっていたらどうでしょうか。
スマホをずーっといじっていたらどうでしょうか。
小腹が空いたとついついお酒まで飲んでいたらどうでしょうか。
お客様の生活に入り混みすぎるのは勿論良くないことですが、ヘッドマッサージを受けたその後のお客様の行動次第では、効果が水の泡になります。
私が作成したアニメーション動画『自律神経について』でもお話していますが、テクノロジーの進化により、メリハリが無くなった生活こそが、自立神経の乱れ、セロトニン不活性、不眠症に繋がっています。
お客様をお見送りする時どんな言葉をかけていますか?
『今日はよく休まれて下さいね(^-^)』というのを私の周りではよく聞きますが、これだと、もしかすると弱いかもしれませんね。
『セロトニンの無駄遣いしないで下さいねー!(^^♪』 でしょうか。
伝わりにくい? なんにせよ工夫が必要かもしれません。
効果のため。自分、施術、お店の品質を落とさないため。
そしてなにより、自分を頼ってくれた大事なお客様のため。
最後にセロトニンストレッチのことを少しお話すると、セロトニンストレッチはセロトニン活性方法の“リズム運動”にフォーカスを当てています。
リズム運動の1つであるウォーキングは、開始から約20分くらいで腸の動きが活発になる(蠕動運動)といわれています。
セロトニンの9割は腸に存在し、脳との関わり合いも深いため(脳腸相関)、腸に刺激を与えることにも着目しています。
股関節周辺に運動を与えたり、腰を捻る動作で腸に刺激を入れる。
そうするとセロトニンはどうでしょうか?
睡眠への影響はどうでしょうか?
イメージできますか?
まずは施術する側の私たちがイメージできないといけませんよね。
イメージができなかったら質問してください。
もしかしたら満足のいく答えを提供できないこともあるかもしれません。
そんな時は、私たち講師陣も協力して答えを導き出します。
そして皆さんにアウトプットを繰り返していきます。
今回のバトンコラム、皆さんのお役に立てれば幸いです。
いつもコラムを読んで下さってありがとうございます。
また次のコラムでお会いしましょう。
福岡担当の森脇でした(^▽^)/
このメルマガは2021年8月7日に配信しました。
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この記事の作成者
福岡担当講師
森脇 ゆう
一般社団法人
日本ヘッドセラピスト認定協会
インストラクター
NPO法人日本ストレッチング協会
認定ストレッチングインストラクター
日本成人病予防協会認定
生活リズムアドバイザー
健康リズムカウンセラー
福岡市内で暮らしている2児のパパです。建築業界から、自身の腰痛をきっかけに施術業界に転向しました。
以後、自身の経験から“お客様の生活に寄り添う施術”をモットーに活動しています。 セミナー講師としては、“生徒さんの学ぶ気持ちに寄り添う指導”をモットーとしています。