施術中にぐっすり眠ってもらうためのヒント教えます。

いつもヘッドライフ通信をお読みいただき誠にありがとうございます。福岡担当の森脇です。

受講生ならご存じのように、当協会のヘッドマッサージは、お客様に眠ってもらってこそ真価を発揮すると言っても過言ではありません。

あなたは自分の施術で、お客様を安眠に導くことができているでしょうか？

今回は、施術中にぐっすり眠ってもらうためのヒント教えます。 

ヘッドマッサージを習得して、実際にお客様や身近な人に施術をした結果、「眠らせることができなかった」とひどく落ちこむ人がいます。

殆どの方が“眠らせることができなかった＝失敗”と思いこんでいるようですが、 実のところ、それは間違いです。

お客様の脱力具合や、性格が関係していたり、そのお客様が新規かリピーターか(信頼関係が築けているかどうか)でも違ってきますので、単に失敗というわけではありません。

冒頭で、『お客様に眠ってもらってこそ真価を発揮する』といいましたが、それは施術の成功や失敗とは別のお話です。

・・・とはいえ、

それでも「やっぱり施術中には眠ってほしい！」と思う人に、是非試してほしいことがあります。

それはズバリ、施術前のストレッチです。

まずは、ストレッチ講座を受講された生徒さんからいただいた、施術レポートを紹介します。

肩こりなどの不調に効果的なのはもちろんですが、特筆すべきは後者の『朝までグッスリ眠れた』という点です。

これは『副交感神経を優位にする』という、科学的にも認められているストレッチの効果によるものです。

副交感神経が優位になるということは、身体は自然とリラックスした状態になり、自ずと入眠作用が働きます。

さらに、ストレッチ中の痛みの確認などは、コミュニケーションにもなり、自然とお客様との距離が近づきます。

これらは安心感、信頼感に繋がるわけですから、オキシトシン～セロトニン活性にも役立つわけです。

すなわち、ヘッドマッサージの効果にも良い影響を与えるということは言うまでもありません。

そもそも、『眠りたくても眠れない人』がターゲットになってくるわけですから、眠れる身体をつくるサポートをしてあげないといけません。

ヘッドセラピストだからといって、ヘッドマッサージだけでなんとかしようとする必要はありませんし、むしろプロとしてやっていくならば、相乗効果のある施術の提案は必須です。

施術中に“眠らない”のではなくて“眠れない”人のための提案の１つとして、是非ともストレッチを試してみてほしいです。

未だに “ストレッチ＝スポーツ分野の一部” と思っている人が世の中にはいますが、 正直、それはとても古くて浅い考えです。

リラクゼーションの現場でもストレッチを取入れることは常識＆定番です。

生徒さんの中には『力に自信がないから、ボディではなくヘッドの施術を選んだ』という人も少なくないでしょう。

しかし、数あるボディケアの中でも、ストレッチは比較的少ない力で行うことができます。

支え方や、身体の使い方をしっかりと覚えれば、セラピストが苦労することは殆どありません。

少ない力で大きな効果が出せる。それがセラピストにとって、ストレッチ最大の魅力です。

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このメルマガは2022年9月5日に配信しました。